2025.07.21

CARS

ノーフォークテリアのテトくん、フィアット500Lは家族の一員  

ノーフォークテリアのテトくんと日比さん夫妻。

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息子とその両親。イタリア車を乗り継いできたエンスージアスト家族の円満の秘訣はなにより、愛車と愛犬だった!

読者の皆さんは、『エンジン』2024年8月号のイタリア車特集を覚えているだろうか。そのなかで、弱冠24歳ながらムルティプラと600という新旧フィアットにどっぷりとハマッている若者を紹介した。その彼の両親こそ、今回紹介する日比博久さん・裕子さんご夫妻である。前回の記事では、息子さんが親の影響を受けてイタリア車に傾倒していったとあったが、その“沼”にハマらせた張本人がこのご夫妻なのだ。まずは、若きオーナーの父である博久さんに、日比家の車歴を改めて聞いてみる。



「結婚前から私が初代パンダに乗っていて、息子が生まれてからアルファ・ロメオ145に乗り換え、それから147へと乗り継ぎました。どれも比較的長く乗りましたね」

145や147はそれぞれ6~7年ほど乗り続けた。つまり息子さんが物心ついて中学生になる多感な時期はずっと、日比家の愛車はアルファ・ロメオだったのだ。息子さんがイタリア車に感化されたのも当然の流れですね、と話を向けると、そうそうと頷きつつ、裕子さんが言う。

「イタリア車って独特の雰囲気がありますよね。デザインはもちろん、素材感も素敵だなって思います」



そんな日比家の日常に愛犬が加わったのは、息子さんが幼い頃のこと。

「よくある話なんですけれど、息子が『犬を飼いたい』と言い始めたんです。私たちも犬は好きだったので、じゃあ飼おうかとなって、いろいろ調べた結果、ノーフォークテリアが可愛いなって思ったんです」

裕子さんの言葉どおり、ノーフォークテリアは小柄ながらも全身で喜びを表現する、愛らしくエネルギッシュな犬種だ。日比家に元気をもたらしてくれた先代犬は14歳で他界。次のステップには2年ほどを要した。

「テトが来てくれたのは2年前。やはりノーフォークテリアがいいよねということでこの子を迎えました」

取材中も人や犬などに興味津々なテトくん。真剣な眼差しや好奇心旺盛な姿が、頼もしくも愛らしい。

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