ゴードン・マーレーが手がけたT.33スパイダー、手付け金はあのスーパーカーが楽勝で買える！　ぐらい

西川淳

著者をフォロー
記事を保存

好きものにとって目が離せない、ゴードン・マーレーの手がけるスーパーカー。もし買えるのなら、はたしてどんなふうにオーダーをするのか。T33.スパイダーの未来のオーナーに同行してみた。

全ての画像を見る

ゴードン・マーレーの本拠地

マクラーレン本社があることで有名なウォーキングに宿をとり、クルマを走らせること20分。

新しいGMA本社に到着。筆者は二度目の訪問で、その前の施設を含めるとGMAには三度目だ。

皆さんが想像されるより工場は大きい。

入り口にはモックアップのT.50とT.33が飾ってある。二階に上がって、早速、T.33スパイダーのコンフィグレーションが始まった。ゴードン本人こそいなかったが、デザイナー同席である。

T.50のコンフィグにも立ち会ったことがあったが、その時はゴードン本人がいて、すべてのオーダーの色を把握していた。被らないようにするため、らしい。

今回はそこまで“念入り”ではなかったけれど（なんせT.33は300台作られる）、それでもカラー・パレットは同じく3000色もあって、ディテール・デザインも含めすべてがオーダーメードだから、まったく同じ仕様になる心配などない。

エクステリアのメイン・カラーからインテリア、ディテールまで、およそ2時間。じっくり仕様決めを行う。デザイナーがそばにいてくれるため、その場で細やかな修正もしやすく、最後にはオーナーも大納得の一台が仕上がった。

次ページ　>　ゴードン・マーレーT.50に乗る!?