2025.04.28

CARS

ゴードン・マーレーが手がけたT.33スパイダー、手付け金はあのスーパーカーが楽勝で買える! ぐらい

好きものにとって目が離せない、ゴードン・マーレーの手がけるスーパーカー。もし買えるのなら、はたしてどんなふうにオーダーをするのか。T33.スパイダーの未来のオーナーに同行してみた。

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まさにツウ好みのイベント

その週末にはグッドウッドへ。メンバーズ・ミーティングではここ数年、最も古いコントロール・タワーがGMAのホスピタリティだ。同じグッドウッドの名を冠したFoS(フェスティバル・オブ・スピード)やリバイバルとは違って、マーケティング色のほとんどないレース・イベントだから、メーカーとしてブースを出しているのはGMAくらいしか見当たらない。そこがなんだかかえってツウ好みではないか。



パドックにはクラスごとにマニア垂涎のレーシングカー&スポーツカーが並んでいる。“停まり”をみるか、“走り”をみるか、とても悩ましい。ゴードンのコレクションも並んでいた。いわゆるライトウェイト・カーばかり。軽量であることが何にも勝る。ゴードンの哲学だ。



GMAのホスピタリティで旨いバーガーとつまんでいると、ローワン・アトキンソンやハリソン・ニューウェイ(エイドリアンの息子)、往年のF1ドライバーが談笑しているのが見えた。一際背の高い人物がもちろんゴードンで、我々日本人を大いに歓待してくれる。

それでもコースから勇ましいサウンドが聞こえてくると、いてもたってもいられなくなったのか、子供のような笑顔になって「上に行ってみようぜ」と皆を誘う。



この日、T.50SとT.33のデモ走行のほか、すでにデリバリーされたT.50オーナー・カーが6、7台連なってグッドウッド・サーキットのストレートを駆け抜けた。今年、仕事歴60年を迎えるゴードン。FoSもさぞかし盛り上がることだろう!

そのサウンドは、F1マシンを超える美声であった。

文と写真=西川 淳 写真=GMA/Alex Babington

(ENGINE Webオリジナル)

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