2025.05.10

CARS

「FRとして行き着くところまで行った感がある」自動車評論家の桂伸一と飯田裕子がアストンマーティン・ヴァンテージに試乗!

飯田さん、桂さんが試乗したのはアストンマーティン・ヴァンテージ。全長×全幅×全高=4495×1980×1275mm。ホイールベース=2705mm。車両重量=1745kg(EU装備重量)。車両本体価格=2690万円。

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今年もやりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。大磯プリンスホテルの大駐車場に集めた上半期注目の総勢33台の輸入車にモータージャーナリスト33人が試乗! 各メーカーがこの上半期にイチオシするそれぞれのニューモデルに5人のジャーナリストが試乗した、計165本の2025年注目輸入車の試乗記を順次公開。

アストンマーティン・ヴァンテージには、佐野弘宗さん、関耕一郎さん、佐藤久実さん、飯田裕子さん、桂伸一さんが試乗。今回は飯田さん、桂さんの「ここがスゴイ」リポートをお届けする。

「映え系!」飯田裕子

スリリングで魅惑的な高スペック・マシン。サーキット走行も目的とする新型ヴァンテージ、どうしたらこんなに優しくて表現豊かで官能的で美しい走りをするスポーツカーになるのだろうと問うているうちに試乗時間が終わってしまった。

サブ・ネームとしての“ヴァンテージ”はDB2の時代まで遡るが、正式に車名となったのは2005年から。試乗車はその第2世代の大幅改良モデルで、凸型の伝統のグリルがサイズ・アップした新しいマスクを得た。

少ない舵角、僅かなアクセル操作(速度域にかかわらず)でまさに意のままの反応を示してくれる。サイズも良い。気持ちよいリズムでシフトチェンジを行う(AT)と同時に盛り上がる迫力のあるエグゾースト音に思わず声が漏れる。

一方、クルージングのような一定走行では静粛性も保たれ(意外なほど!)、路面からのインフォメーションは誠実に伝えてくるのに乗り心地だって決して悪くない(カーボンバケット・シートだったというのに!)。



それでもってこの外観デザイン。ダックテール好きもヘリテージを味わいたい派にもたまらないのではないか。先進的かつ上質なインテリアはますます快適性が高められている。離れてもなお振り返って二度見、三度見したくなるイケ車、映え系である。

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