2025.05.03

CARS

「私も欲しくてたまらない!」と西川淳(自動車評論家)が5台の注目輸入車に乗って絶賛したクルマとは? 

西川淳さんが乗ったのは、メルセデス・マイバッハEQS 680 SUV、キャデラックXT4、ヒョンデ・アイオニック5ラウンジ、BYDシールAWD、BMWアルピナB3 GTの5台

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今年も乗りまくりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。各メーカーがこの上半期にイチオシする総勢33台の輸入車に33人のモータージャーナリストが試乗! 

西川淳さんが乗ったのは、メルセデス・マイバッハEQS 680 SUV、キャデラックXT4、ヒョンデ・アイオニック5ラウンジ、BYDシールAWD、BMWアルピナB3 GTの5台だ!

メルセデス・マイバッハEQS 680 SUV 「個室新幹線」

誰が言ったか“個室新幹線”。風切音だけがかすかにシューンと聞こえる移動感覚を体験すれば誰もがそう思うはず。そんなわけでEPC会員にはまず後席を勧めたが、あまりに心地良さそうなのでちょっと悔しくなった。それで箱根ターンパイク入口で助手席に移ってもらったのだが、それがまたよかった。峠道では3トン超えの車重をものともせず、スポーティカー顔負けの“軽快さ”をみせたから。後席に座っていてはきっと気分が悪くなっただろう。

メルセデス・マイバッハEQS 680 SUV

とはいえ、そんな強力な走りがマイバッハの真骨頂ではない。それは実力の片鱗、というか、基礎にすぎない。力を秘めているからこそ、ゆっくり走らせてドライバーやパッセンジャーが心地良くなれるわけだ。

何しろその乗り心地の良さはここ10年のメルセデスでは最良の部類。22インチという巨大タイヤの存在をまるで感じさせない。全てをクルマに任せて走らせたなら、追い越していくクルマたちをまるで下界の些細な出来事であるかのように泰然と見送れてしまう。正に“金持ち喧嘩せず”。

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