2025.05.05

CARS

「実際は軽くないのに落ち着きに転化した乗り心地は秀逸の一言」と島下泰久(モータージャーナリスト)が絶賛したクルマとは? 5台の注目輸入車にイッキ乗り!

島下泰久さんが乗ったのは、レンジローバー・スポーツ・オートバイオグラフィーP550e、フィアット600eラ・プリマ、シボレー・コルベット Z06、アルピーヌA110 GT、アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオの5台

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今年も乗りまくりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。各メーカーがこの上半期にイチオシする総勢33台の輸入車に33人のモータージャーナリストが試乗! 

島下泰久さんが乗ったのは、レンジローバー・スポーツ・オートバイオグラフィーP550e、フィアット600eラ・プリマ、シボレー・コルベット Z06、アルピーヌA110 GT、アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオの5台だ!

レンジローバー・スポーツ・オートバイオグラフィーP550e「驚きのため息」


スタートボタンを押してもエンジンは掛からず、Dレンジに入れて右足に軽く足を入れれば、クルマは音もなく、しかし力強く、走り出す。

アートのようなデザインに、うっとりするほど上質な内装を持つレンジローバー・スポーツには、PHEVの走りがよく似合う。

レンジローバー・スポーツ・オートバイオグラフィーP550e

必要に応じてV型6気筒3リットルターボ・エンジンが始動するも、無粋なショックなどは無く、それどころか耳を澄ましていなければ、ほとんど音が高まることもない。PHEVにとって一番難しいところを、見事に調教してみせている。

実際には決して軽くはないはずなのに、それを穏やかさ、落ち着きに見事に転化している乗り味も秀逸の一言。静かな室内に、ほおーっとか、へぇーっとか、ひとりごつ声だけが響く。

避けては通れない電動化によって、巧みに“らしさ”を引き伸ばすことに成功したレンジローバー・スポーツPHEV、最近はセールスが右肩上がりだと聞いていた。乗って、大いに納得した次第なのだ。

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