2025.06.14

LIFESTYLE

夫婦で意見が分かれた平家と二階建て それならばと、両方つくってしまった建築家の素晴らしいアイディアとは?

展望台か? それとも見張り台? 奇想天外な建物のなんと楽しそうなことか!

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家作りで目覚める

母屋のプランは、緩やかにカーブした建物の中央にある大きな居間が、敷地の傾斜に沿って何段かに分けて下がっていくもの。その両側に、キッチンや水回り、寝室などが配されている。建築家の植木さんは、「家のあちこちに居場所があるよう考えた」と話す。2つある寝室は居間より大分低い位置にあり、居間の床下を収納として使えるように工夫されている。建物の外壁に用いられている金属素材が内部にも使われているが、カーブした高低差のある空間のお蔭もあり、倉庫のような無機質さはない。

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この空間に納まっているのが、Sさんが選んだ個性的な洋家具や調度品だ。日本家屋に住んでいたので、洋家具はひとつも持っておらず、この家に越してから全て揃えた。Sさんはこの家に移り住んでからデザインに興味が湧き、自分で研究し集め始める。「家の中にあるものは、殆どオークションサイトで買ったと言ってもいいかもしれません」と話す。最初は手に入りやすい価格のものから落札し始める。テーブルは、友人からプレゼントされた木材を使って、家を施工した職人の手を借りて仕上げたものだ。家具への関心は次第に高まり、今では北欧の名作家具のビンテージを手に入れるまでになった。

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