2025.05.16

CARS

強烈な加速に「顔面から血の気が引く」 自動車評論家の今尾直樹、生方聡が乗って驚いたスポーツカーとは?

自動車評論家の今尾さんと生方さんが試乗したのは、英国製のスポーツカー。しかもEV!

全ての画像を見る

生方聡は「未来感にあふれている」と脱帽

ロータスが放つ最新のエレクトリックGTが、これほど未来感あふれているとは思わなかった。運転席からの眺めは、細長く必要最低限の情報だけが表示されるメーターや大型のタッチパネル、カメラを使ったサイドミラーなど、戸惑うほど先進的。

advertisement




さらに計34のセンサーがクルマの半径200mをスキャンし、その様子が中央のモニターに映し出され、法律など条件が整えばレベル4の自動運転に対応できるというのも驚きである。

それ以上に衝撃的なのが、エメヤRの加速。0-100km /h加速は2.78秒を誇るというのだ。タイヤや車両への負担を考慮し、スタンディング・スタートではなく、すこし動き出したところでアクセル・ペダルを踏みつけると、これまで経験したことのない加速に襲われた。上半身がシートに押しつけられるというレベルではなく、文字どおり顔面から血の気が引いていく感覚なのだ。

もちろんハンドリングも鋭く、2.5トンを超える重量級が面白いようにコーナーを駆け抜けるのは痛快そのもの。その走りにも脱帽である。

車体構造はエリーゼなどのようなバスタブ型ではなくアルミのモノコックで、さらに前後にアルミ製サブ・フレームを配する。

🔳ロータス・エメヤR

ハイパー・スポーツカーのエヴァイヤ、大型SUVのエレトレに続く新世代ロータス第3弾のエレトレはリア・ハッチを備えた5ドア・ハッチバックのサルーンで“ハイパーGT”を名乗る。試乗車の最上位グレード“R”は前後2モーターと2段トランスミッションを搭載。床下のリチウムイオン・バッテリーの容量は102kWhで、一充電航続可能距離は435~485km(WLTPモード)。全長×全幅×全高=5139×2005×1467mm。ホイールベース=3069mm。車両重量=2575kg。車両本体価格=2268万2000円。

写真=山本佳吾/茂呂幸正

(ENGINE2025年4月号)

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement