2025.06.04

CARS

「退屈な走りとは決別した!」 自動車評論家の斎藤慎輔、飯田裕子が試乗した驚きの変化をとげたSUVとは?

斎藤さん、飯田さんが試乗したのはボルボ EX40ウルトラ・ツイン・モーターだ!

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「これからも楽しみ」飯田裕子

静粛に速やかに加速する走行フィールも相まって、クリーンな美しさと優しさに包まれる感覚はボルボの40シリーズのなかでは少し新鮮だ。

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オプションのテイラード・ウール・ブレンドシートにオレフォス社製クリスタル・シフトノブの効果もあるだろう。白いパイピングが施された少しクラシカルなサステナブル素材を用いたシートの風合いやサポート性の満足度も高い。

“EX”の名を冠するボルボの純電気自動車シリーズの日本における第2弾。

運転席に座ればシステムは作動(スイッチ不在)。ペダル・ストロークも十分なアクセル・ペダルに慣れればワンペダル・ドライブも自在に行える。"踏む/緩める"という操作加減が整っており、フィールもいい。ウルトラ・ツイン・モーター(4WD)の効果もあるのだろうけれど、直線でもコーナーでも重量感を伴うボディ&タイヤがしっとりと滑らかに路面に追従する。

これだけデザイン性の高いモデルでありながらガラス・エリアも広くAピラーとミラーの関係も良好で、視認性にも優れる。今後のボルボの電動化の進化にますます期待したくなった。

ボルボ EX40ウルトラ・ツイン・モーター

“EX”の名を冠するボルボの純電気自動車シリーズの日本における第2弾。この40の後には旗艦SUVのEX90や大型ミニバンのEM90、そしてサルーンのES90も3月には公開となる。試乗車はツイン・モーターという名の通り前後にそれぞれ最高出力110kWと190kW、最大トルク252Nmと420Nmという2つのモーターを搭載し4輪を駆動する。変速機は1段固定式。全長×全幅×全高=4440×1875×1650mm。ホイールベース=2700mm。車両重量=2160kg。車両本体価格=789万円。

写真=山本佳吾/小林俊樹/茂呂幸正

(ENGINE2025年4月号)

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