2025.06.21

CARS

教習車にこんな楽しみ方があったとは! トヨタ・コンフォート愛するオーナーの、全開でオモシロがるカーライフが最高です!!

こすけさんの愛車は単なるコンフォートではない。タクシー車両でもない。なんと教習車仕様なのである。

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エンジン編集部唯一の20代ムラヤマが担当する連載『若者だってクルマ好き!』。教習所内のコースとその周辺の限られた地域で役割を全うするはずだったトヨタ・コンフォート教習車を愛するこすけさん。今では年間3万キロのペースで日本各地を駆け回っています。

クルマ選びで大事なこと

主に法人向けの商用セダンとして、トヨタから販売されていたコンフォート。兄貴分のクラウン・コンフォートやクラウン・セダンも含むコンフォート兄弟は、タクシーとして一時期は街に溢れかえっていたから、誰もが一度は後席に乗ったことがあるのではないだろうか。そんなコンフォートをマイカーとして所有するのは、愛知県に住む25歳のこすけさん。しかし、彼の愛車は単なるコンフォートではない。けれど、タクシー車両でもない。教習車仕様なのである。奇しくも、『エンジン』7月号の特集に登場したタレントの「ぐっさん」と同じ愛車である。

こすけさんのコンフォートは2013年型。自然吸気2.0リッター直4DOHCガソリン・エンジンを搭載し、5段MTで後輪を駆動する。

「いやぁ、ほんとにオモロいっすわこれは。助手席のペダルも教官用の表示灯もミラーも残っている。これが僕にとっての最高のコンフォート」

教習車仕様を個人で購入できることにも驚いたけれど、なぜコンフォート教習車に辿り着いたのだろうか。

「僕のクルマ選びは、意外性とかエンタメ性が何よりも大事なんです。だから、単なるコンフォートやタクシー仕様にはまったく興味が無くて、コンフォートなら教習車しかあり得ませんでした」

バンパーはボディ同色で、後席もパワー・ウィンドウ仕様だ。

免許はMTで取得したこすけさん。通った教習所のクルマは、もちろんコンフォートだった。クルマを買うことに強く興味を持ち始めたのは、社会人になってからだ。

「会社に入って隣の席になった上司がランチア・イプシロン乗りで、毎日のように“イタ車はいいぞ”と洗脳されていました(笑)。僕としても、同世代がよく乗っているような国産スポーツを選ぶのは“オモロくない”と思っていて。候補になったのがアバルト595と、“教習車に乗ってたらオモロいよな!”という閃きから、コンフォート教習車です」

4年前、こすけさんが初めての愛車に選んだのはアバルトだった。

「丸いシルエットでカッコ可愛い。でも実は速いし、迫力のある音がするイタ車、というだけでも595はオモロいけれど、もちろんただの595じゃないんです。ツーリズモMTリミテッドという国内100台限定車。美味しいご飯を食べて気分が良くなっているときにフラッと見に行って、即決しちゃいました(笑)」

595では3年弱で7万kmも走ったという。各地の車イベントに足を運び、イタ車を中心に同世代のクルマ友達の和も広がったそうだが、不慮の事故でアバルトを失くした。

「不幸中の幸いで保険金が出て、またアバルトを買うか? とも考えていたときにふと思い出したのがコンフォート! コンフォート教習車ばかりを集めている販売店を見つけて、すぐに『よし、行くかぁ!』って」

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