2025.06.09

CARS

ジャパン・タクシー改良 安全性に快適性に利便性がとっても地味に向上 そのグレード名は?

ジャパン・タクシーの地道な改良とそのグレード名に注目。

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トヨタが、タクシー専用車のジャパン・タクシーを一部改良。安全機能の拡充や、乗客の利便性を高める変更が施された。

あなたはジャパン・タクシーのグレード名を知っていますか?


まずLPGタンクは容量を、58リットルへ従来比で6リットル拡大。



WLTCモード燃費(16.5km/L)から計算すると、約100kmの航続距離の延長が見込めることになる。

トヨタが、タクシー専用車のジャパン・タクシーを一部改良。

乗客目線でメリットが見出せそうな改良は、可動式となった天井サーキュレーターの吹き出し口フィン。エアコンの冷風を後席へ効率良く届けるためのサーキュレーターは上級グレードの専用装備だが、利用者が風向きの上下調整をできるようになり、後席天井部の風量調整ノブと合わせ、より快適な空調環境を得られるようになった。



運転席周りでは、メーターの意匠を変更して視認性を向上。安全面ではトヨタ・セーフティ・センスを改善し、プリクラッシュ・セーフティの検知範囲を拡張し、急な操舵での車線逸脱の抑制をサポートする緊急時操舵支援機能、低速時加速抑制機能を加えた。



また、車線逸脱警報に車線逸脱抑制機能を追加し、上級グレードにはブラインド・スポット・モニターをオプション設定。乗員としても、混走する側のドライバーとしても、タクシーの運転支援機能が充実するのはありがたいことだ。

さらに不測時の通報などを行うヘルプネットと、警告灯点灯時にコールセンターで助言を得られるeケアは標準装備化された。



そのほか、外部給電アタッチメントを全車にオプション設定。窓を開放せずに電源コードを引き出せるアイテムで、オプションのアクセサリー・コンセント選択時に付帯する。

価格は345.51〜368.06万円。個人所有するクルマではないが、タクシー乗車時、変更の有無に注目してみるのもおもしろいかもしれない。

ちなみに、ジャパン・タクシーの標準グレードは和(なごみ)、上級グレードは匠(たくみ)。ご存知でしたか?

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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