2021.10.17

LIFESTYLE

数年後にはサービス開始? 世界で開発中!“空飛ぶタクシー”の使い道

世界中の企業が開発する、“空飛ぶクルマ”を使ったタクシー・サービスがいよいよ現実味を帯びてきた。だがサービスを開始するには、クリアすべきハードルも多い。その課題と展望とは?

日本からはスカイドライブが参入

電動化の波が押し寄せているのはクルマだけではない。空の世界でもドローンが普及しはじめると、これをスケールアップして人や物を運ぶという発想が出現し、今では世界各地で試験飛行が始まるまでになっている。いわゆる空飛ぶタクシーだ。

この業界のパイオニアと言えるのはアメリカのジョビー・アビエーションとドイツのボロコプター。日本からはスカイドライブが名乗りを上げ、最近は欧州航空宇宙大手のエアバスも参入してきた。

Joby Aviationトヨタ自動車も出資するジョビー・アビエーションは2009年設立のこの分野のパイオニア。ひとりのパイロットが4人の乗客を運ぶエアタクシーで、最高速度320km /h、航続距離240km以上。8月にニューヨーク証券取引所に上場したことでも話題になった。(C)Joby Aviation

ただこの4社だけ見ても、方向性は異なる。ジョビーは完全なエアタクシーで、ひとりのパイロットが最大4人の乗客を運ぶ。エアバスも4人乗りだが自動操縦が前提。やはり自動操縦を想定しているボロコプターは2人乗りなので、パーソナルユースも視野に入れていそうだ。同じく2人乗りのスカイドライブは車輪も備えており、個人の移動の自由を拡張するというメッセージが伝わってくる。

運賃はジョビーが米紙の取材で1マイルあたり3ドルを目指すと語っていたので、将来は陸上のタクシーと同レベルになるかもしれない。購入するにしても航続時間でわかるようにバッテリー容量はほどほどなので、飛び抜けて高価ではないだろう。

逆に言えば現状は近距離用であり、東京から大阪までひとっ飛びというのは難しい。さらに空には空のルールがある。操縦士免許は必要になるし、航空法を守って飛ばねばならない。

SkyDrive 2012年に有志団体を発足させ、6年後に会社を設立したスカイドライブの機体は2人乗りで巡航速度100km/h、飛行時間は20~30分となっている。3つのタイヤを持つことも特徴で、60km/hで道路を走ることも可能。2025年大阪・関西万博にも導入予定。(C)SkyDrive

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