2025.07.07

CARS

60周年となるタルガも含めポルシェが911の4輪駆動モデル系を刷新

ポルシェ911(992.2型)に4WD系モデルが追加に。

全ての画像を見る
ポルシェが、911の「カレラ4S/カレラ4Sカブリオレ/タルガ4S」の、日本での予約受注を開始した、2025年モデルから随時導入されている後期型、いわゆる992.2仕様だ。

最新の911に4WDモデルとタルガが加わる


カレラS系のユーザーは、約半数が4WD仕様の4Sを選ぶ傾向にあるという。その理由となっているのが、後輪重視のPTM(ポルシェ・トラクション・マネジメント)システムによる、ドライビング・プレジャーと安全性の両立。前輪への駆動力供給は、必要に応じて行われるのは従来どおりだ。

advertisement




フロント・ディファレンシャルも引き続き水冷の電子制御だが、ギア比は再調整された。なお、米国市場向けの『セーフティ・カブリオレ』を謳って誕生し、今年で60周年を迎える「タルガ」は、現在は4WDのみの設定となっている。

エンジンは、従来比30psアップの最高出力480psを発生する3リットルのフラット6ツイン・ターボで、8段DCTとの組み合わせ。カレラ4Sクーペのスポーツ・クロノ・パッケージ装着車は0-100km/hが3.3秒、最高速度が308km/hとなる。



装備面では、前20/後21インチの新デザインとなるカレラSホイール、PTV+(ポルシェ・トルク・ベクトリング・プラス)、スポーツ・エグゾーストなどを採用。ブレーキはGTSと同等で、前408/後380mmのディスクと赤いキャリパーを装着。タルガ4Sは、後輪操舵も標準装備する。



インテリアはレザー・パッケージを採用し、カブリオレとタルガは4座、2座が標準仕様となるクーペは、後席が無償オプションとして用意される。そのほか、ドア・ミラーは電動格納式で、内外ミラーともレイン・センサー内蔵の自動防眩機能付き。ライト・デザイン・パッケージ、レーン・デパーチャー・ウォーニングなども搭載される。



19秒で開閉するタルガのルーフ・モジュールの色は、ブラック/ブルー/レッド/ブラウンから、ハンドル位置は全車とも左右いずれかを選択可能だ。



価格は、カレラ4Sが2352万円、カレラ4Sカブリオレが2606万円、タルガ4Sが2633万円。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement