2025.07.13

CARS

ジープ・コンパス4Xeの詳細が公開に オフロードを征するためのプラグイン・ハイブリッド

こんなヘビーデューティー仕様の小型ジープが欲しい!

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フルモデルチェンジで3代目となったジープ・コンパス。3種類設定される電動化パワートレインのうち、PHEVを搭載する4Xeの詳細が明らかにされた。

ガシガシと使える電動ジープ!


ステランティスのC/Dセグメント向け最新プラットフォームであるSTLAミディアムを用い、先代比130mm程度伸びた全長4.55mとなる新型コンパス。

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うち前輪駆動モデルの最低地上高は20mmアップの200mmで、対地障害角は20°/15°/26°だが、4輪駆動モデルの“4Xe”はさらに10mmリフト・アップしたサスペンションを装備し、27°/16°/31°となる。無論、角度が大きいほど悪路走破性は高まる。



これに合わせて、モジュラー式の黒いバンパー・シールドを追加装備。表面はスクラッチ・キズに強いテクスチャーとした。また、ボンネットには反射光を抑えるマット・カラーのステッカー、リアには牽引フックを装備し、すべりやすい路面での操縦性に配慮して扁平率の高い19インチ・タイヤを採用している。すべてはオフロード性能を、見た目より重視してのことだ。



路面状況に応じてドライブ・トレインなどのモードを選択できるセレクテレイン・システムや、ヒルディセント・コントロールも標準装備。パワートレインは最高出力195psを発生し、リアに備えた14:1の減速機により、後輪には最大3100Nmの駆動力を伝達できるため、前輪のトラクションがまったくかからない20%勾配でも登り切る。



室内は、堅牢性や実用性を最大化するようマテリアルをセレクト。シートのファブリックはポリウレタン・コートで耐久性を2倍に高め、汚れも落ちやすくなっている。後席シートバックには、荷室にアウトドア道具やペットなどを乗せる際にも傷つきにくい素材を使用した。フロアには、ヘビーデューティー仕様のラバー・マットが敷かれる。

2006年の誕生からグローバルで250万台以上を販売してきたコンパスは、マイルド・ハイブリッドとプラグイン・ハイブリッド、さらにはBEV(電気自動車)も揃え、街乗りからオフロード・ユースまで幅広いニーズに対応できるラインナップを構築し、Cセグメント級SUVの競争が激しい欧州市場の攻略を目指す。



生産はイタリアのメルフィ工場で、デリバリーは2025年第4四半期の開始予定だ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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