2025.07.20

CARS

BMW X7に新車同等保証のデュオ・トーン塗装と箔装飾内装というジャパン・リミテッドのカスタマイズ・モデルが登場

BMW X7に日本専用のカスタマイズ・プログラムである「ニシキ・ラウンジ・カスタムオーダー・サービス」がスタート。

全ての画像を見る
BMWが、X7に日本専用のカスタマイズ・プログラムである「ニシキ・ラウンジ・カスタムオーダー・サービス」を導入する。

好評の“錦ラウンジ”がカスタマイズ可能に


2025年2月、X7をベースに製作された日本オリジナルのコンセプト・モデルである錦ラウンジは、顧客に好評だったという。そこで、同等のカスタマイズ・メニューを適用可能とし、さらに色彩を好みに応じて自由にデザインできるというのが、今回のプログラムだ。

advertisement




ボディ・カラーは、BMWの工場で生産可能なカタログ設定色と、BMWインディビデュアルのスペシャル・ペイント色から選択できる。さらに、上部をブラック・サファイア/オキサイド・ブレー/スペース・シルバーのいずれかで塗るデュオ・トーンも用意。現在、7シリーズのみに設定されるデュオ・トーンが、X7に適用されるのは世界初とのことだ。この塗装は日本の新車整備センターで行われ、しかも新車塗装と同等の保証が付帯する。



インテリアには、装飾パネルやセンターコンソールのボックス・リッドに、西陣織の製作過程と同様の素材や技法を用いた箔装飾を採用する。漆を接着剤として金属箔を貼り込むのは、京都・西陣の歴史ある箔屋である村田商店が営む楽芸工房。コンセプト・モデルの錦ラウンジは、宇宙空間と星を表現したが、今回は伝統的な12の紋様と技法を用いたパターンをベースに、希望する色調で唯一の仕様を作ることができる。

フロアマットは、帯からカーテンや緞帳まで手掛ける川島織物セルコンが担当。1843年に京都で創業し、明治宮殿や京都迎賓館、高級ホテルに織物を納入してきたほか、祇園祭で用いる山車の前懸の復元や、大阪・関西万博のパビリオンで使用するタペストリーの製作なども行う織物メーカーだ。

錦ラウンジでは、1本の糸を部分的に染め分けた絣糸などを組み合わせた7種類の撚糸を使用したが、今回のカスタマイズでは、パターンを5つ、カラーを455色から選択する。自然素材であるウールを、ハンド・タフトという手仕事による打ち込み技法で密度が高いマットに仕上げる。



カスタマイズの仕様選びは、ブランド・ストアのフロイデby BMWで実施。メニューは非常に複雑で多岐にわたるが、専属アドバイザーの説明を受けながら行うことができる。

価格は車両本体プラス550万円となる。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement