2025.07.28

CARS

色も素材も制限のないオーダーメイド SVビスポークがレンジローバー・スポーツでも可能に

地中海の空の色にインスパイアされたビスポークのレンジローンバー・スポーツ。

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レンジローバー・スポーツで「SVビスポーク」が利用可能となった。これは2023年にレンジローバーでスタートしたオーダーメイド・サービスだ。

何もかもお好み次第


対象グレードはレンジローバー・スポーツの「SV」と「オートバイオグラフィー」で、色や素材、仕上げの選択肢は、ほぼ制限がないという。そこでボディ・カラーについては、グロスもサテンも含め最大230色を厳選した“SVビスポーク・キュレーテッド・パレット”を提示。それでも飽き足らなければ、いかなる色も作り出せる“SVビスポーク・マッチ・トゥ・サンプル”も利用できる。



ビスポーク仕様のグロス・ペイントは、新規採用のガラスのようなフィニッシュが施される。これは厚いトップコートと、平滑化や研磨のプロセスを経る仕上げで、レンジローバーのテクニカル・センターの熟練工が手掛ける。



カーボン・ボンネットは無塗装だけでなく、さまざまな塗装仕上げが可能。また、コントラスト・ルーフやミラーのカラー・チョイスも自由自在で、ディテールも多彩な仕上げが選択できる。

貴金属の土台に装飾を施す2ピース構造のロゴは、新たに設定された8つを含む合計22の組み合わせを用意。内側のカラーは、ボディやルーフなどと揃えることもできる。23インチ・ホイールのフィニッシュも新たなパターンが加わり、ブレーキ・キャリパーも新色のキセノン・ブルーやシルバーをはじめ、好みの色を選べる。



室内は15色を用意し、マテリアルも多様で、組み合わせは1500通り以上。さらに、100種類を超えるコントラストを効かせたスティッチや、シートの刺繍、ウッド・パネルなど、選択肢は多岐にわたる。

そのSVビスポークで製作された最初のレンジローバー・スポーツは、ノクターンと銘打たれた。ミコノス島のレンジローバー・ハウスで公開されたそれは、地中海の空の色にインスパイアされたというビスポーク・インディゴ・グロスのボディに、ナルヴィック・ブラックのミラーとルーフというコンビネーションだ。



インディゴ・グロスは細部にも用いられ、ロゴ・バッジはブラック・クローム・メタル、ボンネットはカーボン地肌に組み合わせた。サンダーボールと銘打った23インチ・ホイールは、シャンパン・ゴールド・サテン仕上げ。ブレーキ・キャリパーのカラーは、ダークなブラック・カーボンだ。



インテリアは、エボニーとルナのウィンザー・レザーに、ライト・クラウドのスティッチが入れられている。加飾パネルはサテン仕上げのフォージド・カーボンで、セラミックのスイッチ類はブラックだ。



SVビスポークのコミッショニング・スイートと呼ばれる商談スペースは、ロンドンや北京、ドバイなど世界中に設置され、そこには東京も含まれている。現在、レンジローバーとレンジスポーツの対象モデルを9月30日までに成約すると、SVエクステリア・カラーの一部や、SVビスポーク・ペイントが無償で提供されるキャンペーンも行われ、SVビスポークの一端を味わってみるには絶好の機会となっている。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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