2025.08.22

CARS

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アルカナの色はオトナの色 新たに導入されたお洒落なカラーのルノー アルカナ テクノに試乗 スタートプライスはなんと驚きの419万円!

ブルー ノクターン(青い夜想曲)のボディーカラーは大人の好みのお洒落なカラーだ。紺は清潔で礼儀正しく、なおかつエレガントさも兼ね備える。試乗車はアルカナ テクノ フルハイブリッドE-TECH。

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走りが良くて、しかもすこぶる燃費のいいハイブリッド・モデルとして人気のルノー アルカナに、新たにテクノという注目の特別仕様車が追加された。

フランス人好みの仕立て

フルハイブリッドのE-TECHとマイルド ハイブリッドがラインナップされるこのテクノ、実はすごくフランス車っぽい仕立てになっているのをご存知だろうか。



テクノというとついついテクノロジーやデジタルと言った先進的なイメージを想像してしまうが、ポイントはいかにもフランス人、しかも大人のフランス人好みのお洒落な仕様になっているところにある。

アルカナは走りがいいのでそちらの話が優先されがちだが、今回のテクノで大事なのはどこがどうお洒落なのかと言うこと。



たとえば外観で言うとウィンドウ・モールやドアのプロテクション・モール、フロント・フェンダーのサイドアクセントなどがテクノ専用のデザインとしてクロームで統一されているところ。テクノの特徴となっているこれらの部分などは何気ないようでいて細かいところまで目が行き届いている。

ただ統一しているのではなく、ウィンドウ周りの下端だけをクロームにしてクーペ・スタイルのルーフラインと対比するようにしてあったり、サイドもプロテクションの一部をモールにしてシャープに見せたりとさり気ないがしっかりディテールをデザインしている。



また、F1ブレードと呼ばれるフロント・スポイラーにも一部クロームを使って連続性を持たせ、ホイールも切削面を活かした統一性のある専用のデザインとした。

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青い夜想曲と白い真珠

そしてなかでもアルカナ テクノのセンスの良さが最も現れているところは何かと言えば、ブルー ノクターンとブラン ペルレと呼ばれる専用のボディカラーだろう。

青い夜想曲と白い真珠。このカラーネームが実はテクノがどんなコンセプトなのかを端的に表している。



お洒落なフランス人にとって、色は大事な表現手段だ。マクロン大統領は紺のスーツが似合うと言われるが、たとえば服で言うと紺のスーツやジャケットは清潔で礼儀正しいとされる。

またパールは夜のパーティから日常のお洒落までその場に適したアイテムを使いこなせばこれほど品のいいエレガントな宝石はない。

つまりブルー ノクターンとブラン ペルレのアルカナ テクノは、フランス人が考える上質なお洒落には欠かせない色を纏ったクルマというわけだ。

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お洒落の基本

一方、内装はどうかと言うと、シンプルなシルバーのトリムがアクセントなったデザインは落ち着いた雰囲気だ。豪華な装飾はないが、逆にそれがいい。シートはTEPレザーとファブリックのコンビネーションだが、こちらも本革でなくともクラスレスな品の良さがある。



落ち着きと品の良さを重視したことは、ボディカラーや抑制のきいたクロームを上手く使うエクステリアとよくマッチしている。

フランス人は物事の考え方が合理的というが、こういう過美ではないけれどお洒落な見せ方、使い方がほんとに上手い。

これは自分にいちばん合ったものを着る。あるいは自分に似合うようにコーディネートするのがお洒落の基本だということが染み付いているからだろう。



だから紺のジャケットやパールのアクセサリーを普段の生活に何気なく取り入れたりするのが上手で、これが素敵に見えたりするのだ。

アルカナ テクノもまさにそんな感じだ。普段の生活でもフォーマルなシーンでも、その場に自然に馴染むような品の良さがある。



今回の取材では、ブルー ノクターンのフルハイブリッドE-TECHに試乗したが、ボディカラーは絶妙な色あいだと思った。まさに大人好みの紺色である。

また、なるほどと感心したのは切削加工の面を強調したホイールのデザインがバランス良く足元を引き締めていたことだ。靴はお洒落の要のひとつということがよくわかっている。

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驚きの価格

そんなアルカナ テクノで都心から千葉の海を目指し、高速道路も使って東京湾を半周した。あらためて思うのはルノーはやっぱりアシがいい。しなやかだがちゃんと踏ん張ってくれる安全でなおかつスポーティなアシ。高速道路など速度が高い道では気持ちよくフラットに走る。長距離ドライブも苦にならない乗り味である。



欧州の輸入車は基本的にガソリンはハイオク仕様だが、フルハイブリッドのE-TECHはWLTCモード燃費で22.8km/Lと望外に燃費が良く、長距離を走ってもガソリン代で気が重くなるようなことがない。満タンだと50リッターなので、仮にリッター20kmとすると1000kmは走れるわけで、この足の長さは大きな魅力だろう。



でも、なんと言ってもいちばんの魅力はその価格設定である。アルカナ テクノ フルハイブリッドE-TECHは、フルハイブリッド・モデルとしては破格の459万円。そしてさらに驚くのはマイルドハイブリッドのテクノ マイルド ハイブリッドだと419万円だ。

価格高騰気味の輸入車のなかにあって、5人乗りのスタイリッシュなクーペSUVで、しかもお洒落なカラーの特別仕様車が400万円台とは。フランス人は何に対しても考え方が合理的というけれど、アルカナ テクノのようなクルマなら大歓迎である。

文=塩澤則浩 写真=望月浩彦

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(ENGINE Webオリジナル)
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