2025.10.11

CARS

【試乗記】日本上陸した新型ミニJCWとコンバーチブルに乗ってみた! これは相当に悩ましい選択だ!!

3ドアのJCWとコンバーチブルのクーパーS、どちらも内燃機関のモデルだ。

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新型ミニ・クーパーの登場から1年。いよいよファミリーの頂点に立つJCWと、コンバーチブルが日本上陸。味付けの異なる2台の新生ミニの走りはどうか。エンジン編集部のムラヤマがリポートする。

おしゃれなコンバーチブル

昨年、10年ぶりのフルモデルチェンジを経て登場した第4世代の新型「ミニ・クーパー」。フル電動モデルをラインナップしたことも大きな話題だった。今回は、3本立てのモデル構成の頂点に立つ「JCW」とコンバーチブルが上陸したとの知らせを受け、3ドアのJCWとコンバーチブルのクーパーSを借り出した。どちらも内燃機関モデルの2台だ。





実は、新型ミニとじっくり向き合うのは今回が初めて。試乗車と対面して、まず良いと思ったのは外観だ。

すぐに気がつくディテールでは、これまでS以上のスポーツ・モデルの象徴だったボンネット上のエアダクトが無くなり、サイドマーカーやドアハンドル、フューエル・キャップなどに多用されていたメッキパーツが、ブラックもしくはボディ同色に変更された。同じく、メッキ仕上げだったフロントグリルを囲う縁は、JCWではブラック、Sではマットのシルバーになっている。



それ以外にも、面構成が全体的に線の細いシンプルな造形になったのは写真を見ても一目瞭然だろう。好みが分かれる変化かもしれないけれど、私は大賛成!光りモノが増え、思わず驚いてしまうようなデザインになるクルマも少なくないこの時代にあって、新型ミニは引き算でまとめられている印象だ。いやはや、さすがのデザイン力だ、と恐れ入った。

スッキリとしたインパネには、円形ディスプレイの下に必要最小限のスイッチが並ぶ。

インテリアについても同様だ。ドアを開くと目に飛び込んでくる大型円形ディスプレイは、形状を活かした表示方法がよく考えられていると思ったし、インテリア・トリムはどこを見渡しても質感が高く、素材感も素晴らしい。思わず触りたくなるニットが張り巡らされたダッシュボードには、助手席前方にベルクロのような装飾まで。ステアリング・ホイールのスポークにも、ベルト生地が取り入れられている。しかもこれらはサステナブル素材で構成されているのだとか。どうやら新世代ミニは、私のこれまでの感覚とは少し次元の違う、大人の遊びゴコロに包まれた乗り物に生まれ変わったようだ。

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