2025.10.20

CARS

これが噂のAMGのオフィシャル・レーシング・クラブの正体だ! クルマはメルセデスAMG GT2 競走しないで楽しむ究極のドライビング・サークル

この日、クラブのメンバーが富士SWを走らせたのは、メルセデスAMG GT2 Pro。クラブは驚くべきスケールで運営されている。

全ての画像を見る

メンバーは最上級のトップ・クライアント

メンバーシップの第一弾として ERCは20台のGT2 Proを準備しており、すでに6台が成約済みだ。この日は4人のメンバーとその家族らが富士を訪れ、4台のAMG GT2 Proがレーシング・コースを走った。ちなみに、ERCのメンバーは家族だけでなく友人や同僚を同伴することも歓迎され、同伴者もGT2 Proのドライブを楽しめるという。

advertisement


メンバー専用のホスピタリティ・エリアでは、参加者は家族らとの特別なひとときを楽しんでいた。

走行イベントの参加にあたって、メンバー自身で用意すべき装備などは一つも無い。車両のメンテナンスやサーキットへの搬送、ヘルメットやスーツなどの装備品はもちろん、走行時間枠外に休息をとるホスピタリティ・ルーム、さらには宿泊や食事まですべてERCが手配するため、身体一つで参加できる、至れり尽くせりのサークルなのだ。

GMRの創設者のケニー・チェン氏は、ERCの特徴について次のように語っている。

「ERCのメンバーはメルセデスAMGにとって最上級のトップ・クライアントです。ERCに参加することで、AMGの車両開発に参加できるというのが何より最大の魅力だと思います。ドライビングに関しても、GTワールド・チャレンジと併催しているため、AMGのファクトリー・ドライバーのコーチングをすぐに受けられるのがポイントです」

GMR代表のケニー・チェン氏(左)とメルセデスAMGモータースポーツ代表のクリストフ・サゲミュラー氏(右上)。

しかし、最も大切なのはERCを「ライフスタイルの一部として取り入れてもらうこと」なのだとか。「ぜひ家族や大切な仲間を一緒に連れてきてもらい、このサークルとの結びつきを楽しんで大切にしてもらいたいと思っています。レストラン、宿、ホスピタリティ……そのすべてを満喫してほしい」

将来的には新たな専用マシンやロードモデルの展開も視野にあると打ち明けてくれたが、まずは20台、20人のサークルを着実に運営していくことに注力するという。同氏はAMGにとってアジア最大の市場である日本に大きな期待を寄せている。GT2 Proのシートには、まだ少し余裕があるそうだ。

文=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=Elite Racing Circle

問い合わせ先=GMRオートモーティブ 有馬亜妃子(aki.arima@gmr-automotive.com)

(ENGINE2025年11月号)

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement