2025.11.09

LIFESTYLE

この写真の芝生広場は何だと思いますか? これが住宅だと聞いてびっくり 施主が建築家に依頼した内容にまたびっくり

なぜ個人の住宅に直径23mの巨大な芝生の広場があるのか? その理由は・・・

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雑誌『エンジン』の大人気連載企画「マイカー&マイハウス クルマと暮らす理想の住まいを求めて」。デザイン・プロデューサーのジョースズキ氏が今回取材したのは、動物保護活動を続ける夫婦が、犬や猫とともに快適に暮らすために建てた一軒家。個性的なアート作品が飾られたその家には、直径23mの巨大なドッグランがあった。

動物と暮らす美術館のような家

大きな庭を囲む円形の白い塀と、三角形の居住部が組み合わさった、大胆なまでに幾何学的な構成のこのお宅。自営業のTさんとパーソナル・スタイリストの大日方久美子夫妻が、犬猫の保護活動のために建てた、動物たちと暮らしている家だ。場所は、東京からクルマで1時間少々の“田舎”にある。

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2人の動物保護活動歴は10年ほど。またライフスタイルの一環として、アート作品を集めてきた。自邸を建てるにあたってのコンセプトは、Tさん夫妻の生き方を表したような、「動物と暮らす美術館のような家」だ。

設計は、アーキペラゴアーキテクツスタジオの建築家、畠山鉄生さんと吉野太基さんに依頼した。当時処女作が建築業界内で話題になった30代半ばの若手で、2人はその才能に注目。コンセプトを守ってもらい、予算内であれば、あとは口を出さずに全てをお任せすることにした。制約がなければより面白いものができると考えたのだ。

もちろん名前のある建築家に設計を依頼することも選択肢のひとつではある。しかし若者にチャンスを与えるのは、ある種の社会貢献だと考えた。

4人用のサウナ。敷地に落ちていた石の形を模した。塀は屋内に向かって高くなっていく。

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