雑誌『エンジン』の大人気企画、「エンジン・ホット100ニューカーズ・ランキングス」。輸入車、日本車問わずいま買える新車の中から、46人の自動車ジャーナリストと編集部員に、エンジン・プレミアム・クラブ(EPC)会員も加わって、愛情を注げる100台を選んだ。
「いい・悪い」ではなく、「そのクルマにどれだけ大きな愛情を注げるか」、「身銭を切ってでも欲しいかどうか」、そして今年は選者個人の思いをより尊重して「マイパーソナルチョイス」も選考テーマに加えた。
今回の40位から31位のランキング、38位のGRスープラには大井さんが満点の20点をつけ、32位のアバルトF595には武田さんも満点をつけた。
はたしてクルマ好きの欲望のありかはどこなのか? エンジンウェブ未公開のベスト100台を一挙公開!
◆100位からチェックする場合はこちらから ※購入可能な車両及びその本体価格は、2025年7月現在のものです。
40位 GRカローラ

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
GRヤリスの4ドア・バージョン。4ドア化による重量ハンディはあるが、タイムではなく走り味ならGRカローラ。世界を見てもトップクラスの上質さを持つスポーツセダン。遂に8段のGR-DATを選べるようになって魅力倍増!(大井貴之)
抽選に外れなければ、ウチの駐車場に収まっていたはず。一度は逃したが、その後の改良の実効性を、内容の近いGRヤリスで実感し、購買意欲が再燃中。(関耕一郎)
4ドアで実用性の高いスーパースポーツハッチ。最新型は突き上げも穏やかで長距離ツーリングも厭わない。MTも良く出来たATもどちらもワクワクを満喫できる。(日下部保雄)
300ps超の3気筒ターボはぎりぎり絞り出すエンジンフィールがレーシー。同じパワートレインのGRヤリスより落ち着いた挙動が筆者のような中高年に刺さる。(佐野弘宗)
見た目はカローラだけど、中身は戦闘力の高いスポーツカー。乗ると刺激に満ち溢れていることと同時に、懐の広い乗りやすい高性能車であることに驚く。(工藤貴宏)
39位 日産フェアレディZ(NISMO含む)

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
歴代Zへのオマージュをちりばめたデザインに、Z史上最強の405ps。それだけでファンとしては大満足。これがハイブリッドではない最後のZか?(工藤貴宏)
自分で乗っているクルマは文字通り欲しいクルマの筆頭である。ということでフェアレディを入れておきたい。クルマの仕上がりレベルは及第点に届いていないが(手を加えます)、どういった基準を持ってしてもお買い得だし魅力的。(国沢光宏)
かつて所有していたS30型を彷彿とさせるデザインが良い。走らせると、遠くのほうに、かつて夢中になって走っていた日産FRスポーツのテイストが。(斎藤聡)
崖っ淵の日産でGT-R生産終了後の希望の星はやっぱりこのクルマ。405馬力の3リッターV6を6段MTで操る醍醐味をなくしてはならない。549.78万円は高くない。(塩澤則浩)
初代を思わせるこのデザインを見ただけで、なぜか胸がいっぱいになってしまう。あとはもうどうでもいい。いや、走りもなかなかいいですけど。(清水草一)
古典派の大排気量FRスポーツカーが世界的減少傾向にある中、日本から今なおフェアレディZが息づいていることに、何か安堵のような心持を覚える。(武田公実)
Zにもシンプルな赤の用意がない。スポーツカーにはフツウの赤だ!というわけで、オートマで気軽に乗って正解。回春剤にはならないけれど、それでいい。(西川淳)
日産を代表するスポーツカーのひとつなので、日産を応援する「頑張れ!日産」の意味も込めて。GT-Rも気になるけど、実用性を考えると……。(吉田由美)
38位 GRスープラ

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
マイナーチェンジ毎に魅力は増し、最終モデルで遂に(やっと?)完成の域に達した。そこにはBMWが培ってきた経験とテクノロジーの存在が小さくはないが、これからのトヨタ、GRの後輪駆動スポーツモデルには大きな期待が出来ると感じる一台。(大井貴之)
シルキーシックスとワイルドなシャシーのギャップが生む、独特の骨太な乗り味がクセになりそう。MTのゴツゴツしたシフトフィールも慣れれば楽しい。(関耕一郎)
ファイナル・エディションの熟成度に痺れた。当初感じた乗りにくさは完全に払拭され自在に振り回せるスポーツカーに成長した。(日下部保雄)
「BMW製でトヨタのクルマじゃない」なんていう雑音は無視。エンジンの官能性から懐の深いハンドリングまで、走りに没頭できるスポーツカーだ。(工藤貴宏)
ホイールベース・トレッド比と重心高でクルマの素性は決まる、と言ったのはGRスープラ主査時代の多田哲哉氏だった。それが実感できるスポーツカーだ。(斎藤聡)
初めて見たときにはアクの強いスタイリングに当惑してしまったが、生産終了も間近になった今になって、その魅力が解ってきたような気がする。(武田公実)
37位 ミニ・クーパー(BEV、JCW含む)

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
ひと目で見てわかる無比のデザイン。見ているだけで乗ってみたくなる。今やミニのベースグレードだがコンパクトなBEVも揃えていることも魅力だ。(日下部保雄)
滑らかで静かな加減速はEVだから当然のこととして、前後左右への姿勢変化が少なく、ボディサイズから想像できない重厚ささえ備えている。非常に優秀な最新BMWの運転支援システムが装備されていることも魅力。ユーザーインターフェイスも優秀。(金子浩久)
実はICE車に対しフロントスクリーンが寝ているなどするのだが、小気味よい走り、キュートなスタイルのミニらしいミニだと思う。(島崎七生人)
新世代ミニのモダンな内装デザインは、EVにこそマッチしていると思う。ミニの世界観はそのままに、重さを味方につけた上質な走りが好きだ。(村山雄哉)
BEVに生まれ変わってもミニらしいデザインや俊敏な走りが楽しめるのが一番の魅力。もちろん中身も、最新のBEVとして高いレベルに仕上がっている。(生方聡)
ステアリングによるゴーカートフィーリングに加え、アクセルによるBEVのキビキビ感が加わって、よりミニらしくなった。BEVの反応の速さがミニっぽいのだ。(菰田潔)
36位 ポルシェ 718 ケイマン GT4 RS/718 スパイダー RS

自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
GT4カテゴリーで勝つために作られたレーシング・ケイマンのロード・バージョン。いくら何でもレーシング過ぎるだろ! というのが第一印象だったが、低ミュー路面を含めいろんなシチュエーションを経験すればするほど出来の良さに感心する。(大井貴之)
真っ赤なポルシェ、911以外でも正解だ。ケイマンGT4はリアルスーパーカー・イーターとして合理的なチョイス、だからこそ外しのレッドカラーが良い。(西川淳)
キレッキレのハンドリングと真後ろで吠えるエンジンのピックアップの良さ、瞬速PDKに「超キモチ良い!!」と本能が感じたあの感覚は、今も全く薄れない。(村山雄哉)
6気筒の共鳴サウンドがたまらなく美しい究極の自然吸気をミドに搭載したポルシェ・ナンバーワン(!?)のハンドリングカー。911と命名したい。(桂伸一)
この先は、懐も心もかなり背伸びしないと買えないクルマです。ミドシップのシャシーに911GT3のフラット6を搭載した、内燃機関時代最後の掟破りのポルシェ。(村上政)
今時、珍しいほど乗り手や走る場所を選ぶハードコアさが最大の魅力。ある意味ではGT3 RSよりもストイックで刹那的。718ボクスターの対極。(藤原よしお)