2025.12.02

CARS

最新こそ最良、これぞスポーツカーの理想形だ!992.2型ポルシェ911ターボSをスペインのアスカリ・サーキットで乗る

992.2型911ターボSのクーペとカブリオレを、スペインのアスカリ・サーキットで試乗した。

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まさにスポーツカーの理想形

今回、マラガ郊外のホテルを起点に、アスカリ・サーキットまでの一般道でクーペとカブリオレを試乗。サーキットはクーペで走行した。

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クーペでホテルのエントランスを出た瞬間、なによりもまず乗り心地の良さに驚かされた。

GTS系とは明確に違う、引き締まっていながらしなやかな足さばきは、911の動的質感を、さらに上のレベルへ押し上げていた。速度域が上がっても、走行モードをスポーツ+にしても、印象は変わらない。静粛性もとても高い。

インテリアにはリアルカーボンパネルを採用。ステアリングホイールはターボナイト仕上げだ。

だが右足を少し深く踏み込むだけで、非現実的と感じるほど猛烈な加速を披露する。まさにGTカーのお手本と言える一台に仕上がっていた。

サーキットにおける速さも圧倒的だ。まずフルスロットル時の加速が凄まじい。ハンドリングはGTS系ほどキレキレではないものの、十分に俊敏で正確。

アンダー/オーバーステアの状態に応じて前後駆動力配分を最適制御する4WDシステムとリア・アクスル・ステアのお陰で、トリッキーなアスカリのコースを、これまで感じたことがないほど気持ちよく走ることができた。

ニュルブルクリンク北コースで、新型が従来モデルのラップタイムを14秒短縮する、7分03秒92を記録したのも頷ける。まさに“量産911史上過去最強”である。

カブリオレの車両重量はクーペ・モデルの+85kgに抑えられている。

ホテルへの帰路でドライブしたカブリオレは、クーペより85kg重い事もあって、走りのキャラクターは若干マイルド。

とはいえ、こちらもハイレベルなダイナミック性能を兼ね備えた一台で、しかもオープン・ドライビングまで楽しめる。

日常の足からロングドライブ、サーキット走行まで、あらゆる使い方に対応する新型911ターボSは、ロード・ゴーイング・スポーツカーとして、ひとつの理想形かもしれない。

文=竹花寿実 写真=ポルシェ

■ポルシェ911ターボS
駆動方式 リア縦置きエンジン+モーター4輪駆動
全長×全幅×全高 4551×1900×1305mm
ホイールベース 2450mm
車両重量 1725kg
エンジン形式 水平対向6気筒DOHC24Vツインターボ
総排気量 3591cc
ボア×ストローク 97.0×81.0mm
システム最高出力 711ps/6500-7000rpm
システム最大トルク 800Nm/2300-6000rpm
トランスミッション 8段DCT
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン
サスペンション(後) マルチリンク
ブレーキ(前後) ベンチレーテッドディスク
タイヤ(前/後) 255/35 ZR20/325/30 ZR21
車両本体価格(税込) 3635万円(カブリオレ:3941万円)

(ENGINE2026年1月号)
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