2026.03.01

LIFESTYLE

ストイックな外観なのに中は別世界 四角好きの施主が限られた予算でつくった驚きの空間

長方形で規則的に並んだ窓から3階建てのように見えるが、実は周囲の家とほぼ同じ高さの木造2階建て。

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真四角が好き

まずは土地探しから始め、最初は同じ渋谷区で探したが、思うような敷地が見つからない。たいていが変形の旗竿地なのだ。そこでエリアを少し広めて探したところ、今の120平方メートルの敷地がみつかった。決め手となったのは、「真四角な土地」だ。

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もともとSさんは「四角」好きである。昨冬、量販店で買った炬燵が、よく見ると長方形だったので、正方形のものに買い直したほど。運転を始めた頃も随分と四角にこだわってクルマを選んでいた。マツダ・ファミリアに始まり、その次はVWゴルフII、続いてメルセデス・ベンツC240。どれもMT仕様だった。

驚くほどシンメトリーな造形。

その後はシトロエンC6、ポルシェ996タルガに乗り、原宿時代の最後に乗っていたのはポルシェ・マカンだ。運転して楽しいうえ、スタジオ撮影などの機材も運べる便利なクルマである。ところがこの敷地の前の道幅が狭いこともあり、転居を機に「原点回帰してのマツダ車」ということで、マツダ2(2024年型)のMTモデルに乗り換えた。MTなので、小さなクルマのエンジンの魅力を存分に味わえ、運転していて本当に楽しいそうだ。平日は仕事で使用し、週末は夫婦でランチに出かけるなど、移動は全てクルマ。この10カ月で、走行距離は3万キロを超えた。

さて、土地を決めた後は、建築家選びである。まずは建築家紹介会社のサービスを利用し、何人かに会ってみたがピンとこなかった。そこで40年来の友人である、著名なテキスタイル・デザイナーに相談したところ、紹介されたのが竹内吉彦さんだ。建築家、青木淳氏のもとで銀座のルイ・ヴィトンのビルを担当した後に独立したばかりの若手で、住宅の実績はなかったが、会ってすぐに意気投合。設計を依頼することになる。

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