2026.01.11

CARS

クラウンがエルカミーノ風のピックアップ・トラックに⁉︎ その名も「エル関東ミーノ」だ!【東京オートサロン2026】

その名の通りシボレー・エルカミーノを意識して製作したという「エル関東ミーノ」

全ての画像を見る
今ではすっかりメーカーの出展が増えてきた東京オートサロン2026だが、やはり昔ながらのド派手なカスタムカーを見るのも醍醐味のひとつ。今回は関東工業自動車大学校ブースで展示されていたピックアップ・トラック「エル関東ミーノ」を紹介する。

3代目クラウンにだけ存在したピックアップをもう一度

日本を代表する乗用車のひとつであるトヨタ・クラウン。登場から70年が経過し、その歴史の中で様々なエピソードが存在しているが、埼玉県鴻巣市に校舎を構える関東工業自動車大学校で車体整備科で学んでいる16名の学生たちは、3代目クラウンの時代にしかラインナップされなかったピックアップ・トラック・モデルに注目。

クラウンにも再びトラック仕様を……ということで、本家トヨタが久しくリリースしていないピックアップ・トラック・バージョンを今回製作するに至った。その名も「エル関東ミーノ」だ。

トヨタ・エル関東ミーノ



「3代目のクラウンに存在したピックアップトラックのレトロなイメージに加え、エル関東ミーノという車名からも分かるように、シボレー・エルカミーノのサイドデザインを意識して制作しました」

ベースとなったのは1996年式のJZS155型クラウンで、最後の車検が2015年という個体だったこともあり、入手した当初は2JZ-GEエンジンがかからなかったらしい。

「夏休みの前にカスタマイズのコンセプトを決め、ちょうどいいベース車両も決定しました。しかし、不動車を調達したので1ヶ月半ほどかけてエンジンがかかるようにしました。夏の時期はエンジン関連の作業だけをやっていました」



乗用車をベースとした自動車メーカー謹製のピックアップ・トラックとしては、シボレー・エルカミーノやスバル・ブラットなどの前例があるが、セダン・タイプのクラウンをベースとして市井でピックアップトラックにするためにはボディの後部を盛大に切断しないといけない。そこで学生たちはBピラーから後ろの車体上部を切り、荷台を造ることにした。

「端的に説明するとオレンジ色でペイントされている外板はクラウンのままで、その他の部分はすべて制作しました。荷台の左右のあおりは最上部に40×40ミリの角材を入れ、形を整えました。これはBピラーの位置から車体の後部まで伸びています。荷台の床下も40×40ミリの角材で支えています」



燃料タンクが荷台の後端にあるとヘンなので、それを前方に移設し、リアサスペンションの頭の部分を覆うためのカバーを1枚モノの鉄板を加工して造っている。

「3代目クラウンのピックアップトラックをイメージしたのでヘッドライトを丸目4灯にしたわけですが、JZS155型クラウンと同じようなセダンのパーツを使ったほうがサイズ的に装着しやすいかな、と思ったので、Y32型グロリアのグランツーリスモ用ヘッドライトを移植しました」



へぇ~、そこは日産なのね。と思っていたら、荷台後端のあおりを開閉させるシステムも日産ダットサン・トラックからの流用だと話してくれた。学生たちの柔軟な発想によるカスタム術には感心させられるばかりだ。

文・写真=高桑秀典

(ENGINE Webオリジナル)

advertisement



RELATED

advertisement