2026.01.13

CARS

この春発売! 新型マツダCX-5を開発主査とチーフ・デザイナーが語る!【東京オーロサロン2026】115mmの全長アップは後席と荷室のために!?

新型マツダCX-5(新色ネイビーブルーマイカ)と開発主査の山口 浩一郎さん

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マツダは1月9日から11日、千葉・幕張メッセで開かれた「東京オートサロン2026」で、3世代目となる新型CX-5(欧州仕様車)を出展した。2012年の初代デビュー以来、マツダの屋台骨を支えてきた売れ筋モデルの新型は、果たして何を目指し、どんな進化を遂げたのだろうか。9日にマツダ・ブースで開催された、開発主査とチーフ・デザイナーの二人によるトークショーからリポートする。

マツダの大ベストセラー

 
ミドルサイズSUVとして誕生した初代「CX-5」のデビューは2012年。独自の「スカイアクティブ」技術と「鼓動デザイン」を取り入れたマツダ初のモデルとして販売され、使い勝手の良いパッケージングや街中にも溶け込むデザインが人気に火をつけた。
 
2016年に切り替わった2代目は、基本的な特徴は継承しながらも、よりエレガントなデザインを得て、内装の質感や走りの洗練度が大幅に向上。世界100カ国以上で合計450万台以上のベストセラーを記録し、多くの支持を集めている。
 


そんな重要モデルの約10年振りとなるフル・モデルチェンジに掛けた思いを、開発主査の山口 浩一郎氏はこう語る。

山口氏(以下、同)「これまでのマツダの哲学に最新のテクノロジーをかけ合わせて、日々の移動をもっと快適にするだけでなく、ユーザーの生活そのものをより豊かにしたい。そのために、日常の使い勝手に徹底的にこだわり、ミドルサイズSUVの王道を極めることを方針に掲げました」

新型CX-5の開発コンセプトは「新世代価値」、「エモーショナル」、「デイリー・コンフォート」の3本柱なのだという。



「“エモーショナル”の領域では、デザインや走りで『人をワクワクさせる』ことを、一方“デイリー・コンフォート”では、広い車内空間や乗り心地などの『快適性』の追求を、そこに最先端のインターフェースやコネクティビティ、先進安全装置などの“新世代価値”を組み合わせる。この3つを、非常に高い次元でまとめました」

会場では電源オフ状態の展示だったため、走りやインフォテイメント・システムの使い勝手を確かめるのは先送りとなるが、展示車をひと目見て分かったのは、従来型より一回り大きくなったボディサイズである。


後席と荷室のためのサイズアップ


新型CX-5の全長×全幅×全高は4690mm×1860mm×1695mm(欧州仕様車)で、従来型比で全長115mm×全幅15mm×全高5mmの大型化が図られた。なにより興味深いのはその内訳で、115mmも延長された全長は、すべてがホイールベースに使われているというのだ!

「前席までのスペースについては、ほとんど従来型から変わっていません。マツダは以前からドライビング・ポジションにはこだわってきたので、これ以上広くする必要が無いのです。全長・ホイールベースの拡張は前席より後ろに使いました」

その結果、後席室内のヘッド・クリアランスは29mm、膝前スペースは64mm、Bピラーから後席ドア後端までの開口部の長さは約70mmもの余裕が新たに生まれた。大柄な大人でも後席に乗り降りし易くなり、機内持ち込みサイズのスーツケースであれば、後席足元のスペースにも縦置きできる。



荷室も大きくなった。5名乗車時の奥行は45mm、後席格納時の荷室高さは30mmも拡張。とりわけ奥行方向の変化の効果は絶大で、4人乗り+大型スーツケース4つ積載や、折り畳んだベビーカーを、後席を生かしたまま縦方向に搭載することまでも可能になったという。リアハッチの下端は18mm下がり、重い荷物も載せやすくなった。



居住性を高めただけでなく、乗車時に触れる頻度が最も高いコックピット周りも刷新された。

「必要な物理スイッチは残しながら、直感的に操作できるタッチスイッチと、世界最高峰の非常に高いレベルの音声認識を導入しました」

その肝は、新たなインフォテイメント・システムが、Googleのプラットフォームで稼働する点だ。例えばナビはGoogle Mapという具合で、スマートフォンを接続せずとも機能する。音声認識機能はWEB上の情報を検索することもでき、専属のアシスタントのように使いこなすこともできるようになるのだという。

「例えば、『近くで営業中の、評判の良いレストランに連れて行って』というような使い方も新型CX-5はできるようになります!」

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