アルファ・ロメオがこの2026年3月、欧州で「ジュリア」と「ステルヴィオ」の“クアドリフォリオ”の受注を再開する。
やっぱりこのツイン・ターボのV6じゃないと!
これは「ジュリア」と「ステルヴィオ」の現行モデルの生産を、2027年まで延長する決定に伴うものだ。

“クアドリフォリオ”、すなわち四つ葉のクローバーのエンブレムは1923年、ウーゴ・シヴォッチのドライブでタルガ・フローリオを制した「RL」に端を発する。

それ以来、アルファ・ロメオの最強モデルに脈々と受け継がれて来た。

最新の“クアドリフォリオ”が搭載するアルミ・エンジンの2.9リットルV6ツイン・ターボは、アクラポヴィッチ製エグゾーストを装着し、当初より10psアップした520psを発生。

ジュリアはFR、ステルヴィオはQ4こと4WDで、それぞれ19インチと21インチのホイールは、アルファ伝統の5ホール・デザインだ。

また、ボンネットやスポイラー類をはじめ、ダッシュボードや内装パネルにはカーボンを用い、軽量化を図っている。「ジュリア」の場合、フロント・スプリッターもカーボン製だ。
なお「ジュリア」と「ステルヴィオ」は全車でカーボンのプロペラシャフトを採用。「ジュリア」の発表時に、このパーツの製造元である日立オートモティブシステムズが公表したデータによれば、スティールより約40%軽量で、車両重量を約5kg削減するとともに、正面衝突時の衝撃を最大約50%軽減。また、スティール素材では必要なセンター・サポートを省いた構造を採用し、騒音や振動も低下しているという。

“クアドリフォリオ”のインテリアは、レザーとアルカンターラにカーボン製ディテール・パーツの組み合わせ。スポーツ・シートのレーシング・スパルコが、レーシーな雰囲気を演出する。ボディ・カラーは、赤系のエトナ・レッドとアルファ・レッドに加え、モントリオール・グリーン、ミザーノ・ブルー、ヴェズヴィオ・グレー、ヴルカノ・ブラックの6色を設定する。

そこで気になるのが、日本での販売状況だ。2025年2月に、カスタマイズ・プログラムの最終受注を実施し、これで“クアドリフォリオ”は打ち止めと見られていたが、標準モデルを含め生産延期となれば、ぜひとも導入してもらいたい。
文=関 耕一郎
(ENGINE Webオリジナル)