ロータスが、新たなプラグイン・ハイブリッド・モデルの「フォーミー」を、中国市場向けのウェブサイトで公開した。完全電動化の方針を転換して開発した、“Xハイブリッド”と呼ぶテクノロジーを実装した最初のモデルだ。
このエンジン版「エレトレ」に続き2座スポーツカーの「エミーラ」にもハイブリッド搭載の噂も!
ベースとなっているのが、純電気自動車の大型SUVである「エレトレ」であることは、見た目にも明らか。

大きく変化しているのはフロントのボンネット形状で、これはエンジンを積んだことに起因するものだろう。フェンダーの給電リッドもなくなっているのが見て取れる。
そのエンジンは、ハイブリッド専用に設計された2リットルのターボ・ユニットで、46%と高い熱効率を誇る。主に発電に用いられる模様で、駆動を担うのは前後計952ps/935Nmを発生するモーターだ。バッテリー容量は70kWhで、EV走行距離は420km。ただし作動モードには、EVやレンジ・エステンデッドのほか、ハイブリッドとエンジン・ダイレクト・ドライブも用意される。

0-100km/h加速は3.3秒で、バッテリー残量が20%でもほぼフルパワーを発揮。ガソリンと電力を合わせた航続距離は1416kmに及ぶ。また、900Vシステムの採用で、20〜80%充電はわずか9分と、従来の電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車より大幅に所要時間を短縮した。

パワートレインのみならず、ロータス6Dデジタル・ダイナミック・シャシーが生む走りも見どころ。5段階の車高調整式デュアル・チャンバー・エア・サスペンションとデュアル・バルブCCDダンパー、アクティブ・スタビライザーの組み合わせで、SUVの船のような感覚を排斥。ステアリングもクイックで、車体の大きさを感じさせないハンドリングも実現するという。

なお「フォーミー」という車名は中国市場向けにアナウンスされたのみで、欧州などでは「エレトレPHEV」、もしくは伝統に則り“E”ではじまる別のネーミングとなる可能性も否定できない。
データについても、ロータスの公式Xで紹介された“Xハイブリッド”テクノロジーとは数値が異なる。

日本市場への導入や、その際の名称とスペックがどのようなものになるのかも含め続報を待ちたいが、まずはロータスが当面は電気自動車のみにならない、ということを純粋に喜びたい。
文=関 耕一郎
(ENGINE Webオリジナル)