ポルシェは「カイエンSエレクトリック」の受注を開始した。既に発表されているベース・グレードとターボの、中間に位置する新たなグレードだ。
いつもグレードとパワーと価格設定が絶妙なのはポルシェの憎いところだ!
外観は、前後エプロンがボルケーノ・グレー・メタリックの専用品となり、ボディ色のインサートとディフューザーも専用仕立て。

カイエンSエアロ・ホイールは20インチだ。ボディ・カラーは13色を設定する。

駆動方式は4WDで、前後各1基の永久磁石同期モーターを搭載。リア・モーターには、ターボ・エレクトリックと同じくダイレクト・オイル冷却を採用し、容量113kWhのバッテリーは、ほかのカイエン・エレクトリックと共通だ。

最高出力は通常時が544ps、ローンチ・コントロールや10秒間のプッシュ・トゥ・パスを使用すると666psで、ベースグレードのカイエン・エレクトリック比では136ps/224psのアップだ。0-100km/h加速は1秒短縮の3.8秒で、最高速度は+20km/hの250km/hに達する。
オプションでは、セラミック・コンポジット・ブレーキやスポーツ・クロノ・パッケージ、ポルシェ・トルクベクタリング・プラス、ポルシェ・アクティブ・ライド・サスペンションなどを設定。
さらに、インテリア・スタイル・パッケージが、カイエン・エレクトリック全車で選択できるようになった。

カスタマイズ・プログラムのポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャーが手がけるそれは、ボディ・カラーに合わせ内装をコーディネート。ミスティック・グリーン・メタリックには、ブラック/デルガダ・グリーンのデュオ・トーンのレザー・インテリアに、イザバル・グリーン塗装のアルミ・トリム、デルガダ・グリーンのマーキングとスティッチが入ったブラック・レザーのステアリング・ホイールなどをセットで組み合わせる。

日本導入モデルは右ハンドルで、価格は1676万円。

通常時でも857psというターボでは手に余るが、ベース・グレードの408psでは満足できないという、おそらくは多数派のユーザーにとって、スペックも値付けも絶妙な設定と言えそうだ。
文=関 耕一郎
(ENGINE Webオリジナル)