「スポーツカーに乗ってみたい!」でも、“日常使いしにくそう”など、さまざまな理由で諦めているという人も多いのではないだろうか。しかし、スポーツカーの中でも扱いやすいサイズのモデルやデイリーユースしやすいクルマもある。今回は、2026年時点で新車で購入可能で、日常使いもしやすい国産スポーツカーを紹介する。
乗ればわかる!スポーツカーの魅力や特徴
スポーツカーと聞くと「クルマ好きのためのクルマ」と思っている人も多いのではないだろうか。
確かに、スポーツカーはクルマの基本である“走る”・“曲がる”・“止まる”という性能をはじめ、エンジンの出力が高められているモデルが多い。加えて、車両価格も高額になりやすい傾向にある。

ただ、少し考え方を変えてみると、“走る”・“曲がる”・“止まる”という基本性能が高められているということは、“ドライバーの意思に素直”ということもできる。
人は、物事が思ったとおりにできたり進んだりすると快楽を感じやすい。つまり、スポーツカーは、運転そのものが楽しく感じたり、気持ちいいと思ったりできる、“快楽”を得られるクルマということだ。
このような快楽を感じられるクルマは、数多くある日本車の中でもごく僅かだ。特に電動化が進んでいる今は、スポーツカーのバリエーションが非常に少ない。では、2026年時点で新車で購入できる国産スポーツカーには、どのようなモデルがあるのだろうか。
新車で購入できる!国産スポーツカー5選!
2026年時点において新車で購入できる国産スポーツカーは、GR86、フェアレディZ、シビックタイプR、ロードスターなどだ。ここからは、運転が楽しく、快楽を感じられるとともに、日常使いしやすいサイズまたはユーティリティを備える国産スポーツカーを厳選して5車種紹介する。
使い勝手がよくちょうどいいサイズの国産スポーツカー!トヨタ GR86
トヨタ GR86は、スバル BRZとクルマのベースを共有する国産スポーツカーだ。ドライバーの意のままに操る感覚やリニアな走りが魅力となっている。また、2ドアであるものの、最大4名乗車が可能(後席はかなり狭いが)で、トランクルームを備えているのも特徴だ。主に1人〜2人で乗ることが多いユーザーには最適な国産スポーツカーといえるだろう。

【トヨタ GR86の主要スペック】
・全長:4265mm
・全幅:1755mm
・全高:1310mm
・エンジン:2.4リッター水平対向エンジン
・駆動方式:FR
・トランスミッション:6速MT/6速AT
・乗車定員:4名
・価格:293万6000円〜361万6000円
歴史ある国産スポーツカー!日産 フェアレディZ
日産 フェアレディZは、ドライバーが意のままに操ることができるダイナミックなパフォーマンスや俊敏なレスポンスなど優れた走行性能に加え、伝統と現代のテクノロジーが融合したデザインなどが特徴の国産スポーツカーだ。2ドア2シーターと割り切ったパッケージングだが、開口部が大きいリアハッチにより荷物の出し入れがしやすい。

また、パフォーマンスを磨き上げたフェアレディZ NISMOは、NISMO専用パーツによる機能美をまとい、ベースモデルにNISMO専用のチューニングを施したモデルとなっている。

【日産 フェアレディZの主要スペック(基準車)】
・全長:4380mm
・全幅:1845mm
・全高:1315mm
・エンジン:3.0リッターV型6気筒ツインターボ
・駆動方式:FR
・トランスミッション:6速MT/9速AT
・乗車定員:2名
・価格:549万7800円〜675万9500円
逆転の発想から誕生したスポーツカー!トヨタ GRヤリス
トヨタ GRヤリスは、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発された初のモデルとして登場したスポーツカーだ。発売以降も開発のを続け、毎年のように改良モデルが登場している。

2ドア(バックドアを含めると3ドア)のハッチバックだが4名乗車ができ、荷室の容量も十分。日常使いできる国産スポーツカーだ。

【トヨタ GRヤリスの主要スペック】
・全長:3995mm
・全幅:1805mm
・全高:1455mm
・エンジン:1.6リッター直列3気筒ターボ
・駆動方式:4WD
・トランスミッション:6速MT/8速AT
・乗車定員:4名
・価格:453万7200円〜588万2200円
4ドアスポーツカーの代表格!ホンダ シビック タイプR
ホンダ シビック タイプRは、スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と、官能に響く「ドライビングプレジャー」の両立を目指して開発された国産スポーツカーだ。

4ドア4人乗りのスポーツカーとなっているため、日常使いがしやすく、3人以上でドライブに出かけることもできるモデルだ。また、大きく開くリアハッチにより荷物の出し入れがしやすいのも特徴となっている。

日常使いしやすい4ドアで、運転も楽しめる国産スポーツカーを探しているのであればシビック タイプRがおすすめだ。
【ホンダ シビック タイプRの主要スペック】
・全長:4595mm
・全幅:1890mm
・全高:1405mm
・エンジン:2.0リッター直列4気筒ターボ
・駆動方式:FF
・トランスミッション:6速MT
・乗車定員:4名
・価格:617万9800円
オープンスポーツカーの代名詞!マツダ ロードスター
日本を代表するライトウェイトスポーツカーといえば、マツダ ロードスターだ。通算4代目となるND型は、マツダ独自の魂動(こどう)デザインを採用した美しいフォルムが特徴となっている。

2ドアかつ2シーターと割り切ったパッケージングではあるが、ソフトトップオープンスポーツカーとなっているため、屋根を開けると開放感あるドライビングを楽しめる。
また、全長が3915mmとコンパクトカー並みに短く、全幅も扱いやすい1735mmとなっているため、日本国内の道路でも運転しやすいのもポイントだ。

【マツダ ロードスター主要スペック】
・全長:3915mm
・全幅:1735mm
・全高:1235mm
・エンジン:1.5リッター直列4気筒
・駆動方式:FR
・トランスミッション:6速MT/6速AT
・乗車定員:2名
・価格:289万8500円〜367万9500円
ピュアなエンジンを搭載する国産スポーツカーを買えるのは今が最後のチャンスかも?!
電動化の流れがある自動車業界において、ピュアなエンジンを搭載するクルマを買えるのは今が最後のチャンスになるかもしれない。

今後、風向きが変わって「やっぱり内燃機関(エンジン)の方がいい!」となればピュアなエンジンを搭載したスポーツカーが復活する可能性があるが、この先のことは現時点ではわからない。
そのため、ピュアなエンジンを搭載する日本車スポーツカーを楽しみたいのであれば、今のうちに買ったり乗ったりするとよいだろう。
文・編集=齊藤優太
(ENGINE Webオリジナル)