ハンドリングに限らず、デザインでも乗り心地でも、使い勝手でもワクワクさせてくれる何かをもっているクルマを選んだ。リストにある多くのクルマの中からの20台は難しい作業だが、スポーツカーからワゴンまで幅広く選んだ。
滑らかで流れるような美しいデザイン、華麗なハンドリング、粛々と回るエンジン、都市からワインディングロードまでどこでも様になるクーペである。
2位 メルセデス AMG GT/GT S/GT C/GT R(ロードスター含む)
ダイナミックなデザインはいかにも戦闘的だ。抜群の重量配分と重心位置、メルセデスらしい扱いやすいハンドリングにはいつも感銘を受ける。
3位 BMW 3シリーズ・セダン
新型になってさらに手に馴染む感触に磨きがかかった。3シリーズには世界のスポーティセダンを引っ張っていくという矜持が感じられる。
4位 アウディA8
快適な乗り心地と軽快なハンドリングの両立はLクラスセダンであることを忘れさせてしまうマジックを持っている。どのシートに座っても心地よい。
5位 マツダ・ロードスター(RF、NR-A含む)
ライトウェイト・スポーツカーの原点に立ち返った秀逸なスポーツカー。後期型ともいえる現行モデルでは2ℓのRFも洗練されたエンジンを手に入れた。
6位 ジャガー Iペイス
セダンでもSUVでもない独特のスタイルに新しい時代を感じさせる。EVであることを活かしたパッケージングはI-PACEならではのもの。
7位 アルピーヌA110
個人的にはアルピーヌにはラリーへの憧憬がある。現代に蘇ったA110にもルノーがアルピーヌに懸けた夢が託されている。さわやかなスポーツカーだ。
8位 ボルボV60(クロスカントリー含む)
新しいプラットフォームを手に入れたV60はステーションワゴンらしい存在感がある。スポーティなV60に対してCCは伸びやかなのが持ち味だ。
9位 レクサスLC
滑らかなレクサスらしいデザインとトラッドなV8、将来のパワーユニットを模索するHVは日本が誇るLクラスだ。革新と安定を両立している。
10位 ポルシェ911カレラS/911カレラ4S(タイプ992)
スポーツカーの雄、ポルシェ。重心高の低いフラット6の利点を使い切った911はいつの時代も心湧き立たせてくれ、しかも実用性の高さでも一級だ。
11位 プジョー508セダン
5ドアハッチバックという選択を取ったプジョーのフラッグシップ。デザインだけでなく運動性でもしとやかなセダンが一気にアクティブに変身した。
12位 レンジローバー・ヴェラール
最も美しいクロスカントリー車。エクステリアだけでなくインターフェースにも美しさを追求している。走りもデザイン同様に滑らかで気持ちよい。
13位 レクサスUX
コンパクトSUVの中でもまとまり感の高く、細かい気配りはレクサスの中でも一味違う。軽快さが心地よく、長距離ドライブも得意科目だ。
14位 アルファ・ロメオ・ジュリア
ジュリアのハンドルを握ると、自然と気分が高揚する。街中をユックリと走っていてもアルファ特有の熱気が伝わってきて頬が緩む。
15位 BMW Z4
スープラと共通のプラットフォーム、共通のエンジンを使っているが方向性はまるで異なったものになった。大人のロードスターがZ4だ。
16位 日産GT-R(GT-Rニスモ含む)
日本が誇るスーパースポーツ・クーペがGTR。デビューから12年が経過するが、伝説的なスーパーカーぶりは少しも衰えないどころか磨きがかかる。
17位 トヨタGRスープラ
スープラは戦闘機だ。常にモーター・スポーツを視野に入れ、空力パーツの設定にも怠りはない。ソフト面でも今後の展開が楽しみなスポーツカーである。
18位 ホンダS660
バイク感覚のミッドシップ・マイクロスポーツ。すべてがドライバーを中心として設計されており、その手のひら感覚は世界にも稀な存在だ。
19位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)
世界で認められている世界最小のクロスカントリー車。そのタフな走りは初代から変わらず、4代目ではタウンユースも使いやすくなった。
20位 トヨタRAV4
雪上でのダイナミック・トルクベクタリングは痛快だった。癖がなく日常走行での路面変化にも対応できて安心感が高い。トヨタの屋台骨を支える。
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