これまで出会ったクルマの中で、もっとも印象に残っている1台は何か? クルマが私たちの人生にもたらしてくれたものについて考える企画「わが人生のクルマのクルマ」。自動車ジャーナリストの日下部保雄さんが選んだのは、「フェラーリ250LM」。少年時代に自動車雑誌で目にしたこのクルマが、人生をモーターレーシングへ導くきっかけになったと振り返る。
スポーツカーとレーシングカーの境目が曖昧な時代に誕生した最後のGT
物心ついた時からクルマと共にあった。
生まれたところは東京の神田。我が家はタクシー会社の傍らにあり、父はそこの地主であり従業員でもあった。排ガスと共にあったというのは決して過言ではない。ある日の早朝、雨戸の前で暖気運転するタクシーの排ガスが家に充満して、危うく一家心中するところだった。可愛がってくれた運転手はボクを助手席に乗せて営業運転してくれたが、乗り込んできたお客さんも別に文句も言わずにニコニコしていた。おおらかな時代だったのだ。
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2024.09.30
CARS
ディスカバリー誕生35周年記念「私のディスカバリー ストーリー」募…
2024.10.06
CARS
【速報!】価格は3億8000万円以上!? マクラーレンから、F1…
PR | 2024.09.30
LIFESTYLE
エティアムから2ウェイで使える、 スタイリッシュなバッグが登場!
2024.10.02
CARS
【試乗速報/動画付き】フェラーリ12チリンドリにエンジン総編集長の…
PR | 2024.09.26
WATCHES
ベル&ロスのトップモデルの新作は、精悍! レーシングカーのインパネ…
PR | 2024.10.01
CARS
2024年現在に存在する珠玉の一台、ルノー・メガーヌR.S.の最後…
advertisement
2024.10.06
理想はスポーツカーとSUVの2台持ち! モータージャーナリスト、清水和夫が選んだ「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 1位はドイツのあのクルマ
2024.10.07
史上最高に美しいSUVがこれ! モータージャーナリスト、岡崎五朗が選んだ「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 5位はイギリスのあのクルマ
2024.09.30
私はこのスポーツカーを都合3台乗り継いでいる! エンジン編集部員、村山雄哉が選んだ「出会えて本当に良かったと思えるクルマ20台」のランキング 1位は日本のあのクルマ!!
2024.09.30
日本のためにつくられたわずか10台だけのフェラーリ、J50 日本上陸50年を記念したスペシャル・モデルは、どんなフェラーリだったのか?【エンジン・アーカイブ「蔵出しシリーズ」】
2024.10.08
ロードスターと並ぶ、世界一楽しめる後輪駆動車! 一部改良が行われたトヨタGR86とスバルBRZにモータージャーナリストの国沢光宏が試乗!