2020.08.17

CARS

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新車を超えるツヤ! 最新のカー・コーティング技術、“EXキーパー” を体験する

カー・コーティングや洗車事業、洗車用ケミカル剤の開発で知られるKeePer技研が、技術の粋を集めて開発、2020年2月から施工販売をスタートしたのがEXキーパーである。この最新・最上のコーティング技術を、2016年型ポルシェ911カレラを所有する、ENGINEドライビング・レッスン会員・遠山友之さんが体験した。



最新・最上のコーティング技術 “EXキーパー”

EXキーパーとは、1年間洗車のみでノー・メンテナンスをうたうクリスタルキーパー、その上位で3年間洗車のみに対応したダイヤモンドキーパー、そして2層のガラスコートで知られるWダイヤモンドキーパーを超える、KeePerブランドの新しい最上級コーティングだ。


“クルマの塗装を守り、そのツヤを引き立てる” のが従来のコーティングとすれば、EXキーパーは “被膜そのものの美しさを追求” したのが最大の特徴だそうで、“EXCESS BEAUTY=過剰なまでの美しさ” を追求している。


そんな最新・最上のカー・コーティングをリアルに体験すべく、今回はENGINEドライビング・レッスン会員の皆さんからモニターを募集。その結果、モニターになっていただいた遠山友之さんがやって来たのは、東京都は杉並区にあるKeePer LABO杉並店。担当するのは保坂忠臣店長だ。



遠山さんは、若かりし頃にレースにどっぷりハマって最終的にフォーミュラまでたどり着き、現在もヒマを見つけてはマクラーレン570Sなどでサーキットを走るのが楽しみ……というエンスージァストである。


今回EXキーパーを受けることになったポルシェ911カレラは、遠山さんが普段使い、日々活躍している2016年モデル。「新車時にディーラーでコーティングをしてもらっただけで、普段はほとんど洗車しません」と語るが、きれいに保たれたインテリアなどにはクルマに対する愛情と知識を感じさせる。


入庫時におこなわれるカウンセリングでは、サーキット走行時に付着したリア・フェンダーのタイヤ・カスやフロントまわりの虫汚れが気になる……とのことだった。


まずは、施工前にお約束の水かけ実験。遠山さんの911はもともとディーラーでのコーティングが施されていたので、それなりに水をはじいてくれた。


続いてホイールやブレーキなどの細部まで丁寧に洗車される。遠山さんの911がまだまだ新車に近い輝きを保っている。


特製ムートンで洗われる911。保坂店長の手際の良さも印象的で、この作業を見ているだけでもオーナーなら嬉しくなるだろう。


プロの目で “研磨” の段階を診断する

EXキーパーはその高い施工技術を取得した “EX一級技術資格者” のみが施工できるメニュー。その資格者が在籍する、全国のKeePer LABO、KeePer PROSHOPでEXキーパーの施工を受けることができる。今回施工していただいたKeePer LABO杉並店もその1つだが、 LABOを名乗る店舗は、屋内施工設備を完備している専門店。その中でも、保坂店長はKeePer技研でのインストラクターを務めた経験もあるプロ中のプロ。


実際のコーティング作業に入るまでの手順は、EXキーパーも他メニューと基本的に変わりない。まずはプロの目でボディの状態が徹底的にチェックされた後に、特製ムートンによる丁寧な洗車が行われる。 その後、ボディの状態に合わせて研磨が行われるが、研磨作業は個々の状態に合わせて “軽研磨” や “鏡面研磨” がオプションとして加わる。


というのも新車の場合、納車1カ月(もしくは走行1000km)までの状態では基本的に研磨はせず、脱脂だけで施工可能だからだ。遠山さんの911は素人目には磨きキズすらない美しいコンディションだったが、納車から4年が経過しており、保坂店長の診断は “軽研磨” だった。


研磨作業に入る前に、ブラック樹脂やモール部分など、万が一にも研磨剤が付着しないようにマスキングされる。


ボディ研磨は追加のオプションとなるが、今回の診断は軽研磨。「ボディの傷というより、少しだけ残っていた以前のコーティングを除去するため」と保坂店長。


研磨が終わると再び洗車。まだコーティング前なのだが、なんとなく、ひと皮むけた気がするのは錯覚だろうか。


被膜の美しさを追求した、新開発のコーティング剤

研磨後は再び丁寧に洗車されて、いよいよ本番のコーティング……なのだが、今回はEXキーパーの中でも上位のEXキーパー “プレミアム” なので、ホイール・コーティングやフッ素ガラス・コーティング、ライト類のレンズ・コーティングも含まれる。それらの作業が終了すると、いよいよハイライトのボディのコーティングとなるのだが、EXキーパーでは、まずプライマー・ガラスコーティングを一回施工(これが終了すると、おなじみの “ダイヤモンドキーパー” と同等の状態になる)した後にVP326によるコーティング……という手順である。


このVP326こそ、約2年という開発期間を経て誕生したEXキーパー専用のコーティング剤であり、「ベールをまとったような」厚い被膜が特徴という。EXキーパーを施工すると、最終的には約2ミクロンの厚みの被膜が形成されるのだそうだ。これは既存の最上級コーティングだったWダイヤモンドキーパーの2倍となる厚みだが、そもそもWダイヤモンドキーパーでも一般的なガラスコーティング膜の50倍を売りにしていたのだから、EXキーパーはやはり、ケタ違いのコーティングということだ。


施工には熟練の技が必要となる。「粘度が高くて引き伸ばすのに技術が必要です。一度拭き残して乾燥してしまうとやり直しがきかないので、パネル1枚ごとにチェックしながらの作業になります」と保坂店長。実際、塗っては拭き上げ、塗っては仕上げを細かく繰り返す地道で繊細な作業であることは、はた目で見ているだけでも分かった。


今回のプレミアムの場合は、フードやスポイラーの裏側、そしてドア開口部まで、ボディ同色部分はすべてコーティングされるので、作業はさらに微に入り細をうがつものになる。KeePerのコーティングは1人の担当者が1台を責任をもってやり切るのが作法。プロフェッショナルの保坂店長をもってしても、すべての作業を終えるのに半日ほどかかり、EXキーパーでは施工後に最低6時間の硬化時間を要するので、今回は1泊2日の作業になった。


プライマー・ガラスコーティングの後に、EXキーパー専用の “VP326” をコーティングしていく。見た目にも独特の粘度をもっているのが分かる。


拭き残すと研磨からやり直しとなるEXキーパーだけに「塗っては拭き上げ」を繰り返す地道で繊細な作業が続く。ボンネット裏の施工はEXキーパー “プレミアム” だけのメニューだ。


わずかな拭き残しもないように、白い板で光を反射させながら確認していく。ガラスやレンズ、ホイール、樹脂部分それぞれに専用の溶剤を用いてコーティングを施す作業もEXキーパー “プレミアム” には含まれている。


手が滑ってしまうほど、驚きの仕上がり!

そして、一夜明けて再会した911カレラはなるほど、今までにちょっと見たことのない深いツヤ……というか、独特のオーラをたたえていた。お約束の水かけ実験でも、施工前とは水弾きがまったく違う。


見た目以上に驚くのは、“触感” である。ボディのどこかを指一本でサラッと撫でただけで感じる滑らかさは、今まで経験したことのないものだ。遠山さんがいつもどおりに無意識にドアを閉めようとすると、空振りしたように手が滑ってしまうほど。「手が弾かれます!」という彼の驚きの表現は、まさに言い得て妙である。


EXキーパーでは、この美しさが2年ごとのメンテナンスで6年間保証される。今回の施工費用は19万6800円(オプションの軽研磨は1万300円、2年ごとのメンテナンスは3万1200円・価格はすべて税込み)。


安価とはいわないが、プロ中のプロが長時間かけて細部まで丁寧に仕上げる贅沢な時間をつぶさに観察して、その仕上がりを見れば、心情的にはまったく高いとは思わなくなる。


お約束の水かけ実験では写真でも分かるほどのきれいな水玉ができる。水はじきの変化は一目瞭然である。


EXキーパーの施工を受けたオーナーに手渡される施工証明書。保証書としての役割のほか、日ごろの洗車やお手入れにまつわる注意書きも記されている。


「手が弾かれるほどの滑らかさはスゴイですね」とEXキーパーの仕上がりに大満足の遠山さん。取材後には早速、他の所有車のコーティングも予約したとかしないとか……。

問い合わせ=KeePer LABO
http://www.keeperlabo.jp

撮影協力= KeePer LABO杉並店
住所:東京都杉並区松庵2-15-1
TEL:03-5941-3720

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文=佐野弘宗 写真=阿部昌也



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