先月号で996型のインテリアのデザインが凝っている例として、微妙な曲線を使ったドア・ハンドルとブーメランのような形状のカップ・ホルダーを挙げたが、もうひとつ、乗るたびにこれはカッコいいなあと思っているのがフロント・シートのデザインだ。
ポルシェの標準シートはショルダー部分が細くなったそっけないもので、こんなに凝っていない。当時のカタログを繙くと、カレラ4Sに標準装備されていたのは運転席シート・メモリー機構付のエレクトリック・コントロール・シートで、デザインは標準シートと同じだったはずだ。しかし、無償オプションで電動バックレスト調整付レザー・スポーツ・シートも選べる設定で、79号車の初代オーナーはそれを装着していたのだ。ちょっとトクした気分。もっとも、ドア・ハンドルやカップ・ホルダーの使い勝手が必ずしも良くないのと同様、このシートもスポーツと謳う割にはホールド感がいまひとつだ。

使い勝手と言えば、最近困っているのがフロント・フードのダンパーが弱って、荷物を出し入れしていると頭の上にフードが落ちてくること。もっか車検で入庫中なので、修理してもらう予定だ。
■79号車/ポルシェ911カレラ4S(996型)
PORSCHE 911 CARRERA 4S
購入価格(新車時) 340万円(1244万2500円)
導入時期 2017年4月
走行距離(購入後) 11万711km(2万8326㎞)
文=村上 政(ENGINE編集長)
(ENGINE 2021年2・3月合併号)
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