レクサスESの改良モデルが上海モーターショーで披露された。スタイリングを改修し、操縦性や快適性、安全性の向上が図られている。
エクステリアでは、ヘッドライトのデザインを変更するとともに、より緻密でシームレスな遮光制御を可能にするブレード・スキャン式アダプティブ・ハイビーム・システムを採用。フロント・グリルやホイールのデザインも刷新した。「Fスポーツ」仕様は、19インチの専用ホイールにブラック塗装を施し、オレンジのブレーキ・キャリパーを装着する。
インテリアでは、マルチメディア・システムをタッチディスプレイ化し、設置位置をドライバーへ約100mm接近させ約5°傾けることで操作性を改善。ウォールナット材を用いたオーナメントの採用や、レーザーで1本ずつ彫るヘアライン加工の採用、新色の導入などで質感も高めている。
ハードウェアでは、リア・サスペンションメンバー・ブレースを構造変更して剛性をアップし、操縦性と乗り心地を向上。Fスポーツは、オイル流量制御バルブの流路を拡大し、減衰力の制御範囲を広げた新型の可変ダンパーを装備する。また、ブレーキの電子制御系やペダルのパッドとリンクを見直し、コントロールしやすくしているという。
安全装備は、センサーの高性能化を図り、右折時の対向直進車や右左折時の前方横断歩行者も認識可能にした。さらに、緊急時操舵支援や低速時加速抑制、カーブ速度抑制といった新機能を追加している。
1989年登場の初代から数えて7世代の歴史を刻むES。現行モデルは2018年の発売から3年を経て、最新技術によりブラッシュアップされることとなった。この改良版ES、日本では今年秋頃の発売が予定されている。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
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