日本でのブガッティの総輸入代理店が、スカイグループに変わったことで、ショールームも新しく、東京の港区南麻布に再オープンすることになった。
オープンに先立ち、一部メディアにショールームが公開されるというので、招待状の住所を頼りに最寄りの広尾駅から歩き始めた。駅から歩を進めれば、そこには同グループが経営するランボルギーニやアストン・マーティン、あるいはマクラーレンといったショールームが並ぶ。ブガッティの新ショールームもその一角にあることは容易に想像できた。
だが実際に、このショールームを見つけるのはなかなか難しいことだった。それはブガッティの伝統たる、鮮やかなレッドのマカロン・エンブレムが店頭に掲げられていなかったことが理由で、聞くところによれば黒地にシンプルなホワイトで「BUGATTI」と描かれるサイン、そしてショールーム内の作りは、新しいブガッティのCIによるものなのだという。ちなみにこの南麻布のショールームは、世界で初めてその新CIを採用した例となる。
ショールーム内には1台のシロンがディスプレイされていた。このショールームを訪れるには事前の予約が必要で、案内は一組ずつの限定となっている。ここを訪れるほとんどのカスタマーは、自分がどのようなブガッティを望んでいるのかを決めているのだろうから、特に複数のブガッティ車をディスプレイする必要もないのだろう。カスタマーはここでオーダーのディテールをセールスマンと話合うこともできるし、デポジットの支払い後などのタイミングでは、もちろんモルスハイムのブガッティ本社を訪問して、さらに細かい打ち合わせを行うこともできる。つまりこのショールームは、コンパクトではあるもののブガッティという伝統のブランドへの入り口であり、またカスタマーと本社をつなぐ重要な役割を果たす場所でもあるのだ。
サービスやメンテナンスに対する備えも十分だ。運良くコロナ渦に巻き込まれる前に、フランスでの研修を受けることができたという2名のテクニシャンが、品川区戸越にあるサービス工場で、さまざまなトラブルに対応するという。もちろん現在のブガッティ車は、その信頼性でも非常に高い評価を得ているから、カスタマーは安心して自身のブガッティ車を所有できるはずだ。
新体制のもとで、再び日本市場への本格的な参入を狙うブガッティ。さまざまな限定車やワンオフ・モデルを含め、これからはエンスージアストの目を楽しませるブガッティが、この日本でも見られるようになるのだろう。
文=山崎元裕
(ENGINEWEBオリジナル)
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