2021.06.07

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2021新作速報! デザインはスポーティ、機能はGMTに注目/シチズン

CITIZEN(シチズン)/ザ・シチズン/メカニカルモデル
シチズンのすべてが込められた最高峰モデルに位置づけられる「ザ・シチズン」が、最新の自動巻きムーブメントを搭載して登場した。搭載するキャリバー0200は、シチズンの自社設計・製造で、一部パーツの製造を傘下のラ・ジュー・ペレ社が行ったもの。日本の高精度技術とスイスの審美的な仕上げ技術をまさに融合したムーブメント。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径40㎜、5気圧防水。税込60万5000円。8月発売予定。


ケースの裏から見えるキャリバー0200は、毎時28800回振動で平均日差−3~+5秒、パワーリザーブも約60時間。美しい仕上げも見どころ。

新型ムーブメントを続々開発、機械式で魅せるシチズン

光発電エコ・ドライブをはじめ、電波やGPSなどの先進技術で時計の未来を切り開いてきたシチズンだが、クオーツ以前の時代は機械式でも優れた実績を残していたことは有名。そのシチズンが今年、機械式で幕開けを告げたことが話題になっている。傘下のスイスのラ・ジュー・ペレ社と協業した新型自社設計ムーブメントを搭載する「ザ・シチズン」をはじめとして、強化耐磁仕様の新型ムーブメントによる「プロマスター」の本格ダイバーズや、再始動した「シリーズ8」が登場。これからの展開がますます楽しみになってきた。


CITIZEN(シチズン)/プロマスター メカニカルダイバー
機械式ダイバーズは、ISO規格対応の200m潜水用防水に加え、ひげゼンマイと周辺の部品に磁気帯びしにくい素材を使い、JIS規格の第2種耐磁をクリアした新型ムーブメントを搭載する本格モデル。自動巻き。スーパーチタニウム、ケース直径46㎜。税込13万2000円。5月発売予定。

時計ジャーナリスト・菅原 茂はこう見た!

機械式時計からは一定の距離を置いているように思えていたシチズンが再び機 械式ムーブメントによる新作、それも本格モデルを発表したのは興味深い。メカにマッチしたスポーティエレガンスを追求するなど、新しいデザインもよく練られていて、意欲を強く感じさせる。

ENGINE編集部・前田清輝はこう見た!

機械式モデルに注力したシチズン。11年ぶりに新開発されたムーブメントの 「Cal.0200」は高精度なスペックだけでなく、磨きにもこだわり審美性も追求していて素晴らしい! また、ダイバーズモデルも耐磁性に優れた新ムーブメントを搭載。メーカーの気合いを感じる。

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)
(ENGINE 2021年5月号)

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