2021.06.30

WATCHES

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AUDEMARS PIGUET/その時計は見る者を虜にする

AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)/CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
クロノグラフには必須のタキメーター目盛りを内側に入れることでベゼルを薄型化し、ドレッシーな雰囲気を作る。ダイアルには縦筋目模様が入っており、さらにグラデーション仕上げを施すことで重層的で美しい表情を作っている。クロノグラフは連続計測できるフライバック式となる。自動巻き、約70時間パワーリザーブ。ホワイトゴールド×ブラックセラミック、ケース直径41㎜、3気圧防水。495万円。

今度はブラックセラミックをまとった!

スマートフォンの時代になってからも、時計愛好家が増え続けているのはなぜなのか? それは時刻を知る以外の価値を、時計に求めているからだろう。そもそも時計とは、太陽の動きから導き出された〝時〟という概念を、機械仕掛けで可視化させるもの。

その基本構造は約400年前に完成したといわれており、物理学や工学、冶金学や天文学など、様々な学問の集積でもある。長い時間をかけて人間が作り上げた最も複雑な機械であり、知的好奇心を刺激するプロダクトを所有するだけでなく、眺め、そして身に着けることもできる。それはとてもロマンティックなことではないだろうか。






オーデマ ピゲの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、そういった“時計を愛でる喜び”を形にしている。デビューは2019年。いきなり三針からハイコンプリケーションまでフルラインナップするという熱の入れ方も異例であり、2020年は華やかなカラーダイアルでも話題となった。

意味深なCODEという名称はオーデマ ピゲの遺伝子コードを引き継ぐ時計で、Challenge (挑戦)、Own(継承)、Dare(追求心)、Evolve(進化)の頭文字でもある。そして11.59 には“新たな一日が始まる12 時の直前”という意味を含ませた。つまりオーデマ ピゲの歴史や伝統と、新しいスタイルの両方を楽しめる時計なのだ。

この時計の魅力は、まずはケース構造に現れる。真正面から見ると端正なラウンドケースのクロノグラフに見えるが、この写真のように視線をサイドへとずらしていくとミドルケースが挟み込まれているのがわかる。その形状は同社のアイコンである8角形になっており、しかも面によってヘアラインとポリッシュを仕上げ分けることで、メリハリの効いた輝きが生まれている。




今年の新作となる「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」は、このミドルケースにセラミックを使用する。すでに昨年、ホワイトゴールドケースにピンクゴールドのミドルケースを組み合わせたモデルは誕生したが、今回は異なる素材を合わせることで、さらに立体感を強めているのが特徴だ。

ちなみにブラックセラミックは非常に硬い素材なのだが、ゴールド製ミドルケースと同様に、ヘアラインとポリッシュで巧みに仕上げ分けている。しかもダイアルには縦方向のヘアライン仕上げを取り入れており、モダンな雰囲気を作っているのも特徴。またストラップはラバーコーティングされたテキスタイル調なので、高級時計なのにカジュアルに楽しめる。




コロナ禍で時間の使い方が一変した昨今、どこかへ出かけたり、人と会ったりする何でもない時間が、特別なことになっている。そういう時間を示すのに、無機質なデジタル表示はあまりふさわしくない。大切な時間を彩るなら、やっぱり丁寧に作られた時計であって欲しい。

「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」は、時刻を知るための実用品ではなく、ロマンを楽しむ嗜好品。この時計をつけると、どこかに行きたくなるし、誰かと話したくなる。そんな心躍る喜びがある。


問い合わせ=オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000
https://www.audemarspiguet.com/com/ja

◇日本特別コンテンツ
https://borninlebrassus.audemarspiguet.com/


文=篠田哲生 写真=近藤正一
(ENGINE 2021年8月号)

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