2021.06.16

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2021新作速報 第2弾! 主役はダイバーズとクロノグラフ

AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)/ロイヤル オーク オフショア ダイバー
完全に新しくなった「オフショア ダイバー」は、ダイアルとラバーストラップをカーキ(上)、ブルー(下左)、グレー(下右)で彩った3バージョン。ファッショナブルなカラーをまとう新鮮なダイアルや、初めて採用されたワンタッチで交換可能なストラップに加え、約60時間のパワーリザーブをはじめ精度や安定性に優れる最新の自動巻きムーブメント、キャリバー4308が特長だ。ステンレススティール、ケース直径42㎜、30気圧防水。280万5000円。




自社製ムーブメント4308のローターはブラック加工の22Kピンクゴールド製でサンドブラストやサテンブラッシュなどの装飾を施す。また、ストラップはケースとの連結ピンを押すだけで換装が可能となっている。

時計のトレンドは、変化するライフスタイルやファッションと歩調を合わせるかのように、スポーティでアクティブなデザインと実用機能との融合が主流になってきた。今シーズンの最新作から、その代表といえるダイバーズとクロノグラフに焦点を当てる。時計ジャーナリストの菅原茂氏とエンジン編集部時計担当の前田清輝が注目したモデルとは?

夏を感じさせるスポーティなモデルがトレンド


前田 今月はいよいよ時計ブランド各社が一斉に新作を発表してきました! 「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」の詳細は順次報告するとして、人気ブランドの注目モデルが勢揃いした感があります。

菅原 多くのブランドは今年の上半期の新作発表だけれど、それだけに夏を感じさせるモデルばかりだね。

前田 スポーツ&スポーティモデルが大半でした。全体の8割以上あったような気がします。

菅原 デザイン、機能ともにスポーツの要素は大きなトレンドなのだけれど、もはやこれが腕時計における新しいスタンダードだと言っても過言ではないよ。その領域を広げる中で代表的なのがダイバーズとクロノグラフモデルなのだと思う。

前田 どのブランドもこの2つのモデルには注力していましたね。あとは、ダイアルカラーが人気のグリーンを筆頭にカラフルなモデルが多かったのも印象的でした。

菅原 モノトーンだとオーソドックスだけれど、カラフルなダイアルは効果的にプラスαの魅力をもたらしている。例えばベル&ロスのダイバーズモデル「BR03-92ダイバー」。新作ではブロンズケースに赤いダイアルとベゼルをまとうことで新しい表情を引き出しているよね。

前田 確かに。ダイアルカラーを意識したストラップの色使いも絶妙で、もはやブランドを代表するモデルなのに新たなジャンルの時計のように感じました。他にも色使いだけでなく、その表現も多様になっています。グラデーションも増えてきていますし、人気のグリーンにおいてもオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」やブライトリングの「プレミエ B09 クロノグラフ 40」で採用されていたマットな感じ。抹茶カラー? とでも言えばいいのかな。

菅原 ブライトリングにおいては、今までの"これぞパイロットの計器だ!"というモデルとは違って、新作は大人のドレッシィさが加わったね。モデルごとに異なるダイアルカラーの提案は新鮮だった。

前田 かつての名作をモダナイズしたレトロモダンな印象を受けますよね。オリジナルに忠実な復刻は魅力的ですが、現在求められる要素を意識したヴィンテージの再解釈を見事に反映しているように感じました。

菅原 オメガの「シーマスター300」も、サンドイッチダイアルにすることで復刻とは違う、新たなヴィンテージの表現を加えている。さらにブロンズのような新素材のゴールドを採用しているのが面白い。そういった意味でもスポーツ&スポーティを読み解く鍵は、ダイアル、ケースともに色にあるような気がする。

前田 それとストラップも! ジャケ・ドローの「グラン・セコンドスケルトン」。こちらはダイアルではなく針やストラップに明るい色を取り入れることで、やはり控えめなスポーティさを演出していました。

菅原 これまでスペックや機能を通してスポーツウォッチを表現してきたのが、スポーティが加わることで多様化してきた気がして面白い! 前田 今年はそういう意味でも新たな時計選びが楽しめそうですね!!

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)
(ENGINE 2021年6月号)

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