2021.07.07

CARS

タイプRの再登場は2022年 11代目新型ホンダ・シビック登場

直線基調で親しみやすく

ホンダが新型シビックのハッチバック・モデルを4月に発表したセダン・モデルに続き世界公開した。11代目となる新型は「Sokai(爽快)シビック」をキャッチフレーズに、海外で「一服の清涼剤」と形容された初代のような存在を目指したという。

スタイリングでベンチマークとしたのはワンダーシビックこと3代目のモデル。その低全高でも閉塞感を払拭するガラスエリアの広いキャビンと、薄く軽快に見えるボディを実現するべく、ベルトラインを低く設定し、ボンネット稜線との高低差も抑えた。

また、サイド・ウインドウ下端を水平に近づけ、ボンネットの左右後端を先代比で25mm下げて、運転席からの前方から側方にかけての視界に連続性を持たせている。さらにAピラーを50mm後退させ、延長線上にホイール中心が来るような配置にすることで前輪の位置を把握しやすくした。後席からの視界もより広がりを感じるよう、ショルダー・ラインを35mm低くするとともに、リア・クオーターガラスを新設した。テール・ゲートは樹脂製を採用。高い設計自由度を活かしてヒンジ位置をより外側へ移動することで、先代よりルーフボリュームを削りながら同等のヘッドルームを確保している。









先代とほぼ同サイズ

ボディサイズは全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mmで、先代比30mm長く、5mm低い。ホイールベースは2735mmで、35mmの延長分はそのまま前後乗員間距離に反映された。また、リアのオーバーハングは20mm短縮され、リア・トレッドは12mm拡幅。荷室容量は先代と同レベルの446〜452リッターを確保し、25インチのスーツケースや9.5インチのゴルフバックを3つ積むことができる。

インテリアは抑揚の少ないインパネをはじめ直線基調の開放感のあるデザインを採用。過剰なデザイン要素を廃しつつもエアコンの送風口をメッシュの装飾でカモフラージュしたり、スイッチやドア・ハンドルなどの触り心地や操作感を向上させるなど、視覚や感触において高い質感を目指した。もちろん、視線移動の少なさや操作の直感性など操作性への配慮も忘れていない。









新型にもマニュアルを設定

パワートレインは1.5リッター直4ターボで、182ps/240Nmを発生し前輪を駆動。トランスミッションはパドルシフト付きCVTと、先代用よりもショート・ストローク化した6段MTを設定する。

ボディではボンネットのアルミ化やテール・ゲートの樹脂化など軽量素材を多用しつつ、プラットフォーム設計の最適化や塗布長が9.5倍となった構造用接着剤などにより、ねじり剛性を19%向上。ダックテール形状のリヤ・エンドやフロア・アンダーカバーなどの空力対策や、ホイールからカーペットにまで至る遮音・制振対策を実施することで、軽快かつ快適な走りを追求した。

2グレード展開で、ベーシックなLXと、ホンダ初採用となるハイ/ミドル/ローの3段階自動切り替え式ヘッドライトなどを搭載した上級版のEXを設定。発売は今秋の予定だ。なお、ハイブリッドのe:HEVと、スポーツモデルのタイプRは、2022年の登場が予告されている。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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