ホンダが安全運転教育用のドライビング・シミュレーターをマイナーチェンジ。2010年のフルモデルチェンジ以来となる大幅改良で、操作系を刷新するとともに、ソフトウェアの機能も拡充させた。




従来モデルに対して、メーターパネルをデジタル表示にすることで視認性を向上。また、シートやステアリング・ホイール、変速機のセレクト・レバーなど、使用者の身体に触れる部分は最新のホンダ車で使用しているものへ変更している。さらに、プッシュ式エンジン・スタート&ストップ・システム、スイッチ式の電動パーキング・ブレーキ(EPB)といった、一般化してきた新しい操作系を導入することで最新世代の市販車との親和性を強めた。
前方のシミュレーション画像などを投影する本体ディスプレイは、鮮明で高画質の43型液晶モニターを3面設置。ソフトウェアは第一種免許普通用に加え、従来はオプション設定だった第一種免許大型・中型用と第二種免許普通・大型用を標準装備化している。
きょう体を大幅にシンプル化することで、価格が大きく引き下げられた。搬送・設置費を除く本体価格は、2010年型が2軸モーションタイプで619.5万円、6軸モーションタイプで945万円だったのに対し、今回のマイナーチェンジ版は313.5万円となっている。


文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
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