2021.07.25

CARS

ル・マンで勝てる市販車!? アストンマーティン・ヴァルキリーのサーキット仕様が登場

アストン・マーティンがエイドリアン・ニューウェイとレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズらと開発したハイパーカーのヴァルキリーをベースにしたサーキット専用車、ヴァルキリーAMRプロを発表した。

ル・マン制覇を目指して開発

アストン・マーティンはヴァルキリーをベースに、さらに彼らとともにル・マン24時間レースのハイパーカー・クラスでの勝利を目標にヴァルキリーのレース・カーを設計。その技術や思想に基づき、レース・レギュレーションに縛られず開発されたAMRプロはレース・カーを凌駕するパフォーマンスを実現するという。





専用のボディ・ワークでダウンフォースは2倍

シャシーはロード・カーに対しホイールベースを380mm、全長は空力付加物を装着することでさらに266mm延長されている。この追加されたウイングとアンダー・ボディの処理によりダウンフォースはロード・カーの2倍に達し、横方向の加速度は3Gを超えるという。前後トレッドも前を96mm、後ろを115mm拡大されている。

パワートレインはロード・カーと同じ11000rpmまで回り1014psを発生するコスワース製6.5リッターV12自然吸気をベースに改良を加えたもの。ただし、ロード・カーに採用されるハイブリッド・システムを排除することで軽量化。さらに、カーボンファイバー素材を用いたボディやサスペンション、フロントとサイドの合成樹脂製ウインドウなどの採用でも重量の低減を図っている。





目標はLMP1クラス最速タイム

空力性能などレース規定の制限を受けずに限界を追求することで、サーキットでの性能はF1マシンに近づいたという。目指すのはル・マン24時間レースが開かれる13.629kmのサルテ・サーキットでの3分20秒というラップタイム。これは、世界耐久レース選手権(WEC)最上位クラスである「LMP1」の最速タイムに相当する。

ヴァルキリーAMRプロは2台のプロトタイプに続き40台が生産され、一般ユーザー向けに販売される。購入者は、世界中のFIA公認サーキットで開催される走行イベントなどに参加する権利も与えられる。納車は今年第4四半期に開始される予定だ。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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