アストン・マーティンは、台数限定で販売されている「V12スピードスター」に、往年のレーシングカー、「DBR1」をオマージュして作り上げた特別仕様のオプションを設定した。1950年代に各地のレースで好成績を収めた伝説の名車に敬意を表した内容となっている。
V12スピードスターは88台限定で生産されるオープン・コクピットのスポーツカー。約700ps/753Nmを発生する5.2リッターV12とトランスアクスルのZF製8段ATを搭載し、0-100km/h加速3.4秒、最高速度318km/hをマークする。
特別仕様のモチーフになったDBR1は1956年にデビューしたレース専用車。1959年のル・マンや、1957~58年のニュルブルクリンク1000kmなど、数多くのレースを制している。そのイメージを再現するべく、ボディ・カラーはアストン・マーティン・レーシンググリーンを用い、クラブスポーツ・ホワイトのピンストライプとゼッケン・サークルをあしらった。この塗装には最先端の施設で50時間以上が費やされる。
フロント・グリルは、サテンシルバーのアルマイト仕上げ。サテンブラックにダイヤモンド切削加工を施した21インチ・ホイールは、センターロック式となっている。
フルオープンのキャビンには、グロスフィニッシュのカーボンやブラウン系のサドルレザー、グリーンのテキスタイルとレザーを組み合わせ、スイッチ類は艶消しシルバーのアルミを使用。シートの背後を覆う透明なフェアリングの下には、車体と同色のヘルメットが置かれている。
現在、このDBR1の要素を取り入れた特別仕様のV12スピードスターは注文を受け付け中。英ゲイドンの本社工場で手作業で仕上げられ、2021年半ばから納車を開始する予定だという。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
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