2021.08.10

CARS

4ドア・クーペも縦長グリルを採用 BMW4シリーズに4ドア・クーペのグランクーペ登場

大きなキドニー・グリルが特徴的な新型BMW4シリーズに、4ドア・モデルの「グランクーペ」が追加された。スポーティさと5人乗りの利便性を併せ持つの4ドア・クーペの2代目だ。

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4枚のドアとテールゲートを備える

縦長のキドニー・グリルなどエクステリアのデザイン要素の多くをクーペやカブリオレと共有。大きな違いは4枚のサイド・ドアとリアのテールゲート。開口部の面積が広くなったボディを補強するため、ボディのリアにブレースを追加したほか、ボンネットやエンジン・キャリアとその接続部をアルミ化し、剛性向上と軽量化の両立を図った。





全長は2ドア・クーペとほぼ同じ

ボディ・サイズは全長4785×全幅1850×全高1450mmで、2ドア・クーペより全長が10mm長く、全高は55mm高い。ホイールベースは+5mmの2855mm。セダン・ボディを持つ3シリーズの320iとの比較では全長で70mm、全幅で25mm、全高で10mm、ホイールベースで5mmそれぞれ上回る。荷室容量は5人乗車時が470リッター、後席を倒した最大値が1290リッターとなっている。車両重量は直4モデルの420iが1670kg、直6+4WDのM440iが1840kgだ。

トップグレードでMパフォーマンス・モデルのM440iは、フロント・グリルやドア・ミラー、エア・ダクトを専用色とし、高速安定性を高めるリア・スポイラーを装着。シャシーにはMアダプティブ・サスペンションとMディファレンシャルが備わる。







渋滞の高速道路では手放し運転も可能

安全機能は、3眼カメラとレーダー、高性能プロセッサーを用いる最新世代のADASを採用。さらに、一定条件下で手放し走行が可能になるハンズ・オフ機能が付いた渋滞運転支援装置や直前の前進ルートを最大50m自動で後退できる「バース・アシスト」が備わるのもほかの最新のBMWモデルと同様だ。

ラインナップは、2.0リッター直4ガソリン・ターボ(184ps/300Nm)を搭載する420iと、3.0リッター直6ガソリン・ターボ(374ps/500Nm)を搭載するM440i xドライブの2機種。どちらも変速機は8段ATで、M440iは4WDを採用している。M440i の0-100km/h加速は4.7秒。また420iには標準仕様とMスポーツ仕様が用意される。

価格は420iの標準仕様が620万円、Mスポーツが660万円、M440i xドライブが1005万円となっている。







文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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