2021.08.23

LIFESTYLE

泊りがけで出かけたい! ドライブで楽しむ軽井沢グルメ

爽やかな気候と新鮮な食材に恵まれた避暑地、軽井沢。昨今は西側に位置する御代田町や追分エリアの人気が高まり、ハイレベルなオーベルジュやレストランがオープンしている。

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浅間山の南麓に広がる御代田町の県道80号(浅間サンライン)沿いに誕生した「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」は、ひらまつのフラッグシップ・オーベルジュ。本館の1階には外来利用も可能なメインダイニングがあり、洗練された空間でエレガントなサービスを受けつつ、地産地消のフランス料理を満喫できる。


冷前菜「うさぎ 人参 土佐酢」は、山椒と土佐酢のゼリーがアクセント。

スタンダードな宿泊プランに含まれるディナーコース(2万5300円)は、アミューズから小菓子まで全8品。料理長の柳原章央氏は、旬の野菜や川魚を使い、御代田の風土を軽やかに表現することを心がけているという。たとえば初夏のコースの「うさぎ 人参 土佐酢」は、地元名産の鯉のムースをフランス産のうさぎの背肉で巻き、甘い有機人参のピュレを添えた冷前菜。温前菜の鮎のフリットは、野生のクレソンの辛味を生かしたピュレやナッツのクリームと共に味わう趣向だ。クレソンは鮎のコクを爽やかに引き締め、ナッツのクリームは鮎の香ばしい旨味を引き立てる。


メインダイニングは、平日のディナーのみ宿泊以外も利用可(7~9月を除く)。客室は全37室。1泊2食5万4100円(2名1室利用時1名料金)。3月16日開業。

続く料理も軽やかで、ワインは上質。つい飲みすぎてしまうかもしれないが、宿泊する場合はボディケアやヨガ、トレッキングなどのアクティビティを利用し、軽やかな復活をはかることが可能。思い切り美食を満喫できるオーベルジュだ。

料理長の柳原章央氏。ボキューズ・グループ各店で経験を重ねて渡仏し、帰国後は「レストランひらまつ 広尾」を経て「レストランひらまつ レゼルヴ」料理長を務めた。「御代田町は日照時間が長く、軽井沢よりも爽やか。土地の魅力を料理にも生かしたい」と語る。●長野県北佐久郡御代田町大字塩野375番723 Tel.0267-31-5680 https://www.hiramatsuhotels.com/miyota/


文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章、THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田

(ENGINE2021年9・10月号)

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