トヨタ・ランドクルーザー40系の部品が復刻　トヨタが旧車オーナーの想いに応える

著者をフォロー
記事を保存

全ての画像を見る

トヨタ・ガズー・レーシング（TGR）がランドクルーザー40シリーズ用補修部品の再販売を行う。思い出の詰まった愛車に乗り続けたいというユーザーの声に応えるために始まったGRヘリテージパーツプロジェクトの一環で、2020年7月に開始されたスープラ（A70／A80系）、2020年9月の2000GT用パーツの復刻に続くもの。サプライヤーの協力を得ることで復刻したパーツを純正部品として再販売する。

要望次第では対象モデルを拡大

まずは1960〜84年に生産された40系からスタートするが、以降のモデルについても順次検討していくという。開始にあたっては、世界各地のランドクルーザー専門店やファンクラブなどにヒアリングを実施した。

その結果、エンジンや駆動系、排気系をはじめとした、走る・曲がる・止まるという基本性能にかかわる重要機能部品について、再販売に向けた調整を進め、2022年初めごろからの発売を予定している。

また、トヨタのウェブサイト内に復刻の要望を伝えるためのアンケートフォームを用意。ここに寄せられた意見も今後の復刻部品選定に活用されるという。

補修部品調達の難しさは冷遇税制以上に旧車乗りを悩ませる問題だが、それでも乗り続けたいと願うユーザーの愛着にメーカーが応えるこの取り組みの、さらなる拡大に期待したい。