2021.08.20

CARS

タイプRとハイブリッドは2022年 まずはスタンダードな1.5リッターから新型シビックが販売を開始

ホンダが6月に先行公開した新型シビックに日本での販売を開始した。11代目となるシビックが目指したのは、乗る人全員が爽快になることのできるクルマだという。

全長とホイールベースは若干拡大

ボディ・サイズは全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mmで、先代モデルより30mm長く、5mm低い。ホイールベースは35mm長い2735mm。446〜452リッターの荷室容量はクラス最高水準だという。ボディ・サイズは拡大したが、アルミ製ボンネットなどにより重量を削減し、構造用接着剤を多用するなどにより剛性をアップさせた。また、空力や遮音、制振の向上も図られている。





広い視界を作り出す

インテリアは無駄なデザイン要素を排した水平基調。スイッチ類は直感的な操作性だけでなく、手触りのよさにも配慮されている。低めのベルトラインも水平に近く、さらに左右後端を先代より25mm下げたボンネットとの高低差を抑えたため、運転席からの水平視野角が広い。また、Aピラーは前輪の位置を把握しやすい配置にした。

後席は、ショルダーラインを下げ、リアクオーターガラスを設置して開放感を向上。また、成型に融通のきく樹脂製テールゲートによりヒンジ位置を最適化し、低いルーフと十分なヘッドルームの両立を図った。









6段マニュアルが継承された

エンジンは1.5リッター直4ターボ。可変バルブ・タイミング&リフト機構のVTECを備えるガソリン直噴ユニットで、182ps/240Nmを発生し前輪を駆動する。変速機は6段MTとCVTの2機種で、6段MTはレバー・ストロークを短縮し剛性を向上。CVTは疑似7段変速機構とパドル・シフトを備えることで加速フィールとエンジン・サウンドの一体感を追求した。WLTCモード燃費は、6段MT、CVTともに16.3km/リッターだ。

車載通信モジュールの「ホンダコネクト」と、安全運転支援システムの「ホンダセンシング」は全車に標準装備。シビック初導入の渋滞運転支援機能は、0〜65km/hの速度域でアクセルとブレーキ、ステアリングの操作を補助し、走行車線と車間距離を維持する。また、上級グレードの「EX」に備わる3段階自動切り替え式ヘッドライトはホンダ車としては初採用となるデバイスだ。







LXとEXの2グレード

ラインナップはベーシックなLXと上級版のEXの2グレードを設定し、いずれも6段MTとCVTが選択できる。価格はいずれの変速機でも同額で、LXが319万円、EXが353万9800円。

今後はハイブリッドの「e:HEV」と、スポーツ・モデルの「タイプR」が追加される。これらは2022年に発売される予定だ。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement