2021.10.10

CARS

自動車ジャーナリストの石井昌道が選んだ第1位はロータス・エリーゼ!【エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス】  

コロナ禍の今「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 絶え間なく緊急事態宣言が発令され、人々の活動が制限されるなか、クルマ好きはどんなクルマを欲しているか? 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今、身銭を切ってでも欲しい20台を挙げた。モータージャーナリストの石井昌道さんは2台体制をイメージしながら20台を選考。その第1位はすでに生産終了がアナウンスされている、ライトウエイト・スポーツカーのロータス・エリーゼだ!!

2台体制をイメージして

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ランキングに一貫性がないようにみえるかもしれないが、自分の現状のカーライフがそうであるように2台体制をイメージしながら選考を行った。1台は趣味的な要素が高く、もう1台は実用的でロングドライブで疲れが少ないのが理想。新しいテクノロジーなどにも興味があって、いまはプラグインハイブリッドが気になっている。

1位 ロータス・エリーゼ・スポーツ220 I(I 240ファイナル・エディション含む)



残念ながら今年後半の生産終了が決まっているエリーゼだが、ファイナルに近いモデルに乗ってみたところ、大きなアップデートはないはずなのに驚くほど良かった。25年もの長きにわたって楽しませてくれたことに感謝の意を込めて1位!

2位 フェラーリ・ローマ



装飾的要素をそぎ落としたミニマリズムを追求したスタイリングは、洗練されていてエレガンス。クラシカルでありながら最新のトレンドもとりいれたまさにレトロモダンだ。普段の走りは快適で優雅だが、アクセルを踏めば牙をむく。

3位 BMW M8(クーペ、カブリオレ、グランクーペ)

基本的には軽量コンパクトなモデルが好みだが、ホイールベースとトレッドが長くとられたモデルは高い運動性能を持ちながら、しなやかさや落ち着きを持ちあわせている。M8はその究極ともいえるほどで、気持ちのいい動きを実現している。

4位 アストン・マーティン・ヴァンティッジ(ロードスター含む)

アストン・マーティンは憧れのブランドの一つでいつかは乗ってみたい。現行ラインアップで好きなのはヴァンティッジ・ロードスターだ。

5位 ポルシェ718ケイマンGTS4.0&GT4



718にNAフラット6を組み合わせたモデルが良くないはずはない。GTS4.0でもいいが、いずれにしてもMTでエンジンを味わい尽くしたい。

6位 BMWアルピナD3S/B3(リムジン、ツーリング)

ロールやピッチングは少ないのに驚くほどしなやかなサスペンションに惚れ込んでしまう。どういうマジックを使っているのか探求してみたい。

7位 マツダ・ロードスター



これまで3台所有したことがあって、自分のなかではスポーツカーの基本だと思っているロードスター。そのうちまた買うつもりでいる。

8位 アバルト595

驚くほど速いわけではないが、スポーツカー好きのドライバーが喜ぶツボがわかっているのがアバルト。どんな場所や速度域でも楽しい。

9位 アウディA3/S3スポーツバック&セダン

プラットフォームがキャリーオーバーでさほど目新しいメカニズムもないが、ライバル達と乗り比べれば高い実力をみせつける。さすが!

10位 プジョー3008

プラグイン・ハイブリッドがとにかく楽しい。低速域ではモーターのトルク感、中・高速域ではエンジンの伸びやかさが味わえて贅沢だ。

11位 トヨタ・ミライ



FCVであり、ダイナミックマップとLiDERの搭載で高度な運転支援技術を実現したAdvancedDriveも選択できる。興味がわかないわけがない。

12位 メルセデス・ベンツEQA

欧州のEVもようやく身近なモデルが出始めてきたが、いまのところEQAの快適でドライバーを疲れさせない特性が気に入っている。

13位 ホンダ・レジェンド

Advanced DriveがLiDERを1つ搭載しているのに対してHonda SENSING Eliteは5つでレベル3を実現。アーリーアダプターになってみたい。

14位 マツダMX-30

BEVの見所はパワートレーンだけではなく、シャシーの優れたポテンシャルにもあり。それを見事に証明してくれたのがMX-30 EVモデルだ。

15位 テスラ・モデル3

街でもかなりの頻度で見るようになり、ハイパフォーマンスBEVのスタンダードと言えるモデル3。コストパフォーマンスにも優れている。

16位 ボルボXC40

いま日本で買えるプラグイン・ハイブリッドのなかでもっともデザイン的なセンスがいい。リアにもモーターを追加した4WDがあれば理想。

17位 トヨタRAV4(PHV含む)

プジョー3008と同じく、動力性能の高さが魅力のPHV。日本メーカーだけあってAC100V電源(1500W)が使えるのが大きなメリット。

18位 メルセデス・ベンツSクラス・クーペ&カブリオレ

最近、ラグジュアリーなクーペにグッとくることが多い。快適な乗り心地で人に寄り添う技でも右にでるものがいないSクラスが最高峰。

19位 ランドローバー・ディフェンダー

街で乗るとちょっと大きすぎるかなとも思うが、独特の、ゆったりとした優雅な動きに惹かれる。3ドア・モデルの90にも早く乗ってみたい。

20位 ホンダ・ヴェゼル

フィットからホンダ車の乗り味が、しっとり・しなやか系になってきているが、ヴェゼルはさらに深化。とくに4WDモデルは乗り味がいい。

文=石井昌道(モータージャーナリスト)



(ENGINE2021年9・10月号)

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