2021.09.27

CARS

4つのターボで異次元の走り BMWアルピナのSUVクーペ、XD4が新しくなった

BMWアルピナはフェイスリフトを受けた新型XD4を発表。同時に発表された新型XD3同様、ベース・モデルのBMW・X4の変更に伴うもので、特徴的なクアッドターボ・エンジンのパワーアップなどの改良が加えられた。

ターボが4つ!

XD4が搭載する3.0リッター直6ディーゼルには、英語で「4個」を意味するクアッドの名の通り4つのターボが備わる。大径の低圧用タービンと可変ジオメトリーの小径高圧用タービンによる2ステージ・ターボを2組、つまり2×2の4個のターボを用いることで、全域でのスムーズさと力強さをもたらす。





ディーゼルながら最高出力は6psアップの394ps

今回の改良では、最高出力394ps/4000-5000rpm、最大トルク800Nm/1750-3000rpmと、従来モデルに対し6ps/30Nmのアップを果たした。0-100km/h加速は4.6秒、最高巡航速度は268km/hをマークする。WLTP燃費は11.6km/リッターだ。

トランスミッションは、高トルク対応設計のZF製8段ATで、ベース・モデルのX4と同じ機構を用いている4WDシステムは後輪駆動トルクを重視したアルピナ独自の制御を持つ。電子制御LSDに加え、アンダーステア発生を防止する4輪独立ブレーキ制御を導入したほか、ローンチコントロールの改良も図られている。





シャシーも再チューニング

可変ステアリングは繊細さや正確さ、直感的な応答性を高めるべく再チューン。可変ダンパーもアルピナ専用チューニングで、ハードなローダウン・スプリングを組み、低重心化と空力の最適化を実現している。ピレリと共同開発したタイヤは前後異サイズの20インチが標準で、22インチをオプションで設定している。ブレーキはより高性能なパッドに変更された。

ベースとなるBMW X4の形状変更に合わせて外観もリデザイン。ヘッドライトやフロント・グリルが新しい意匠になったほか、リアまわりではテールライトの内側のデザインや新しい形状のディフューザーが採用された。

現在は予約受け付け中で、日本導入は来春となる予定。左ハンドルのみの設定で価格は1398万円となっている。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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