2021.10.02

CARS

V8を積むメルセデス・ベンツSクラスのトップ・モデル、S580・4マチックが登場

メルセデス・ベンツは新型SクラスにV型8気筒エンジンのS580 4マチックとS580 4マチック・ロングを追加した。ラインナップ最強のパワートレインを搭載し、先進的なシャシー制御技術が選択できる。

マイルド・ハイブリッドの4リッターⅤ8搭載

エンジンは3982ccV8ツインターボのM176型で503ps/700Nmを発生。これに48V電気システムと、20ps/208Nmの電気モーターを備えた48Ⅴ電源のマイルド・ハイブリッドを組み合わせる。エンジンは気筒休止機構も備える。

スターターとジェネレーターを兼ねる電気モーターはエンジンとトランスミッションの間に配置。回生ブレーキにより約1kWhのリチウムイオン電池に充電し、エンジン低回転時にその電力を動力補助に用いる。

また、シフトチェンジの際にエンジンが理想的な回転数に達するまでの時間を短縮し、スムースな変速を可能にする。また通常のベルト駆動のスターターより高出力なので、エンジン始動や再始動時の振動を抑えるというメリットもある。



アクティブ・サスペンションをオプションで設定

シャシーでは、フル・アクティブ・サスペンションの「E-アクティブ・ボディコントロール」をオプションで設定。エアサスペンションのエアマチックをベースに、4輪それぞれに48V対応アクチュエーターを追加することで、スプリングレートとダンパーの減衰力だけでなく車高も個別に制御する。これにより、ステレオカメラでモニターした路面のアンジュレーションやコーナリング時のロールに応じて車体を水平に保つ。さらに側面衝突の可能性を検知すると、サイドエアバッグの展開とともに、強度の高いサイドシルで衝撃を受け止めるべく車高を瞬時に引き上げる。

インテリアでは、ラグジュアリー・ヘッドレストやヒーターとベンチレーターだけでなくリラクゼーション機能も内蔵するナッパレザー・シートを採用。本革巻きウッド・ステアリング、ステアリング・リムと前席アームレストのヒーター、パノラミック・スライディングルーフも標準装備となる。

価格は標準ボディのS580・4マチックが1611、ロングボディのS580・4マチック・ロングが1953万円となっている。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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