2021.10.17

LIFESTYLE

数年後にはサービス開始? 世界で開発中!“空飛ぶタクシー”の使い道


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必ずしも多くの人がこの乗り物を熱望しているわけではないことは、ちょうど原稿を書いているときに放送していたNHKの解説番組で知った。

番組では空飛ぶタクシーの調査結果を紹介していた。許容できる飛行頻度として多かったのは、数時間から1日に1回程度、あるいは緊急時に限るというもので、合わせて約3分の2を占めた。社会の理解のためには積極的な情報発信と丁寧な議論が重要という締めの言葉に納得した。

少なくとも、空飛ぶクルマなどと気安く呼ぶような存在ではなさそうだ。

Airbus欧州航空宇宙業界の雄エアバスは2019年よりエアタクシーの試験飛行を開始。シティエアバスを名乗る機体は4人乗りで自動操縦が前提。巡航速度は120km/hで15分ぐらいの移動を想定する。エアバスはこれ以外にアウディと共同で空陸両用タクシーの開発も進行中。(C)Airbus

しかし地方になれば状況が変わる。たとえば山と海に挟まれた狭い土地に小さな集落が点在する三陸海岸のような場所では、物流を含めてこうした乗り物がベストかもしれないからだ。

自動運転もそうだが、新しいモビリティ・テクノロジーは地方向きのものが多い。コロナ禍で一極集中が一段落しているからこそ、地方活性化の旗手として羽ばたいていってほしいと思っている。

文=森口将之

(ENGINE2021年11月号)

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